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『中学性日記 (1)』  著:シモダアサミ

思春期とか成長期というものを卒業して10年あまり経ちますが、今思うとすごい時期ですよね。良く中学生は難しいなんて言いますが、さもありなん。体があれだけ激しく変化している中で心の安定など期待するべくもあるまいという感じ。そんな思春期、割と保健体育の教科書的な意味で、を取り扱ったのが本作です。

特に体の変化に戸惑う中学生男女のエピソードがオムニバス形式で描かれています。『思春期シンドローム』や『富士山さんは思春期』とはまたちょっと違った切り口で面白いです。生々しくて昔を思い出す感じ。

最初のエピソード(胸の発育がいい事をコンプレックスに思っている女の子と下着屋に入って、彼女のブラジャーを選ぶという話)に出てくるブラ好きの杉田君が裏山けしからんです。まぁ、助平?ではあってもねちこさやいやらしさがなくて、自分のコンプレックスを気にせず肯定してくれるのが、ヒロインにとってとても魅力的に写ったんだろうなと思います。俺はあんな風にはなれないし、当時もなれなかっただろうなぁと。

作画も癖がなく、まさに保健の教科書っぽいあっさりさなのが、作品と合っていて魅力を高めているように感じます。

大人になる前の、ちょっと戸惑いと恥ずかしさ、喜びが混じった気分を思い出せる一作です。

『大砲とスタンプ (1) (2) (3)』 著:速水螺旋人

「艦これ」を始めて以来、読む機会が増えたミリタリー作品の一作。特にその中でも裏方である兵站、要するに補給部隊を取り扱った作品。

最前線の補給部隊をとりあつかっているのでバンバン人は死ぬわ、血は出るわという感じなのだけど、絵柄と作風も相まって陰惨な感じが全くしません。というか、補給物資を巡って切った貼ったするので、多分物資>モブキャラの命、くらいの扱いのような気もします。要するにこれはコメディの一種なんですね(帯にもMilitary法螺漫画と書いてあるし)。戦場になんて行ったことがないので良く分からないんですが、これも戦場の一側面なのかもしれません。

キャラクターもみんな魅力的なのですが、個人的には兵站軍兵長のアーネチカが魅力的だと思いました。尻の軽いいわゆるビッチなわけですが、あっけらかんと人生を楽しんでいる感じが実に素晴らしい。「紙の兵隊」たる兵站軍の兵卒であるにもかかわらず文盲という設定ですが、主人公のマルチナから字を習い、自分の名前を書けるようになったときの嬉しそうな顔がちょっとしたギャップを感じさせてなかなかに良いです。

兵器描写はいわゆる宮崎駿的というか、ラピュタ、ナウシカ辺りが好きならまぁハマるだろうという感じ。あとは、その他こまごまとした軍用品へのこだわりに作者の愛を感じます。私自身、まんまと影響を受けて、紅茶用にアンティークのグラスホルダーが欲しくなってきました。

何かと書き込みが細かいので何度も読み返す楽しみがありそう。絵の密度が濃いのでできればB5版くらいで読みたい作品です。

『乙嫁語り(6)』 著:森薫

もはや言う事もあるまい、中央アジア譚。
この巻も非常に面白かった。テーマは、5巻が「ごちそう」、6巻は「戦争」かな?
全体的に動きが激しくて、普段の端正で緻密な線とうってかわって荒々しい描線。「エマ」を含めても、本格的に戦争を描いたのはこれが初めてじゃなかろうか?
5巻からの伏線?で手負いの鷹を活かすか殺すか、という事を決断をするときにアミルが言った「鳥は空を飛んで生きるものです このまま空も飛べずエサをもらって それでは命あっても生きているとは言いません」というセリフが、本巻での「馬は野を駆けて生き 鳥は空を飛んで生きる」というアゼルのセリフに被ります。二人が全く別のところで別の事象を目の前に言っているのが肝で、二人が兄妹であるを良く表す素晴らしい伏線だと思います。同時に、親父さんはもうろくしちゃったんだなぁと思わされるわけですが。
現実の歴史を考えると登場人物の前途は決して明るいとは言えなさそうな気がするのが何ともやるせないです。前述のセリフは、それを暗示しているような気がするのも何とも…。実際問題、ライラ、レイリ達が住んでいたアラル海は物理的にもうないわけですし…。
次巻はスミス陣ということでまた一年待とうと思います。

乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス) 乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)
(2014/01/14)
森 薫

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 『Hatch (1),(2)』  著:村上かつら

村上かつら 『Hatch』 1,2巻
婚活が一般的になって,どうもそのブームに乗ってサービスが乱立した結果,くたびれ果ててしまった人たちすら出てきている日本社会ですが,その1側面を鋭く切り取ったのだろう村上かつらさんの作品.ある程度歳を取っても恋愛や異性の経験がない女性を取り扱った作品というと,女性の初々しい反応をほほえましく見守る感じの作品が多い印象ですが,これはなんというか,胃が重い作品….ネット上で戯画化される婚活女性とは違って,現代の清純化している若い人たちのデータを見る限り,積極的に恋愛を求めるでもなく,とはいえ他人が勝手に恋愛市場に呼び込んでくれるでもなかったちょっと引っ込み思案の普通の人,というのは結構いるんじゃなかろうかという気がします.
ストーリーとしては,28歳まで異性の経験がなかった主人公が,独身の叔母さんの死をきっかけに婚活を始めて一段落つくまでの顛末を描いた作品.その中で,主人公の過去が(主に母親との関係)掘り下げられ,最終的にそこと折り合いをつけることで一段落します.僕は良く分からんのですが,「母の呪縛」というテーマは女性の人生をあつかった作品において良く扱われる題材のようです.
私がことさらこの作品に引きつけられたのは,「経験のない」女性がいきなり恋愛と結婚の鉄火場に放り込まれて当惑する様子のリアルさだと思います.「しらじらしい」という文句が出てくるのですが,中学校か高校くらいの段階で経験が停止して,その後に大人の恋愛市場に放り込まれた人間には男女問わずリアルな感覚だと思います.ひのきのぼうと布の服で竜王の城に放り出される,というのは上手いたとえだと思います.
最後は多少駆け足感は感じなくもない.とはいえ主人公の成長というか,変化を確実に感じさせるラストで,清涼感があります.
時節柄盛り上がってもよさそうな作品なのに,検索してみてもあまりレビューを書いている人がいないのはなぜでしょう?生々しすぎるのでしょうか?
女性の感想も聞いてみたいもの.

Hatch 2 (Feelコミックス) Hatch 2 (Feelコミックス)
(2013/04/08)
村上 かつら

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Hatch 1 (Feelコミックス) Hatch 1 (Feelコミックス)
(2012/09/07)
村上 かつら

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『銀の匙 ~Silver Spoon~ (7)』 著:荒川弘

「鋼の錬金術師」で大ヒットを飛ばした荒川弘先生の最新作の7巻.主要な構成要素は屠殺と食事.
前巻から唐突に始まった八軒と御影の恋愛模様.作品の最初期から時間をかけて相互理解の関係を築いてきていて,意識したらいきなり恋心が起動するというのが面白いし,初々しくて良い.本巻ではさりげなく2人の距離が縮まっていく感じがするのがとても自然でいい.書かれていないけど,うれし泣きしている八軒に多分御影の方から椅子(と肩)を寄せていっていますからね.なんかそういうのが個人的にはとても好みです.
逃げる.というか戦うフィールド変えることを是と思えるようになった八軒はきちんと成長しているんでしょう.次は逃げてきた対象とどう戦うのか?ということ.立ち向かって克服するのは少年漫画だけど.現実には距離をとって折り合いをつけるとか,そういうのもあるんですよね,特に大人の世界だと.でも少年漫画だから正面から戦うんじゃないかなぁ?
「夢」というのがこの作品の1つのテーマのように思うのですが,タイトルと話の流れ的に,八軒は料理屋みたいなものをやるんではないかと思っています.当たるかどうかは知りませんが.上手いものは分かるけど上手いものを作れない兄貴に対して,八軒は上手いものも分かるし,上手いものも作れる.学力では兄貴に勝てなくても,兄貴が逆立ちしても手に入らない才能,みたいなものは確実に八軒にあるんですよね.でも本人は「勉強が楽しい」と改めて思っているし,その気持ちが多分他人を見下して悦に入る類の,ゆがんだものでないことも自覚しつつある.好きなこととできること,(現在のところ2つ)を天秤にかけて,八軒は何を自分の夢に据えるのか?今後の展開に目が離せません.あ,あと御影との関係も天秤にのってくるのかな?10代の恋愛を生涯のパートナーシップに結び付けるのは恋愛経験が少ない人間の短絡的な考え方だとは自覚していますが….

銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス) 銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)
(2013/04/18)
荒川 弘

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『放浪息子 13』 著:志村貴子

昨年のアニメを見て買い始めたにわかな私ですが,相変わらず思春期マンガ(≠青春マンガ)の白眉です.
12巻以来それまでと少し変わったのかな?と思う点が2つあるので書いてみたいと思います.

1つ目は「かっこよさ」について.12巻以来「かっこいい」という単語が,様々な場面で,通念上の使われ方とは違う使われ方をされています.例えば,二鳥君に関して言うならば,姉の真帆は,文化祭で女装をしてファッションショーに出た二鳥君を「かっこいい」といい,マコちゃんは度胸のある彼を「かっこいい」といい,あんなちゃんは男らしくなって行く彼を「かっこいい」というのです.高槻くんも,ファッション誌の女性モデルを見ながら,「かっこいい」というのです.見た目も性格も非常に通念的に言うところの女性らしい二鳥君が,様々な場面で「かっこいい」と言われ,社会通念上の女性のイデアと言ってもいい女性ファッション誌のモデルが「かっこいい」と言われる,スタジオジブリのアニメ映画『紅の豚』の「カッコイイとはこういうことさ」というキャッチフレーズで使われていたかっこいいとは,明らかに違った意味,男性という概念からかっこいいという概念が切り離されてしまっています.この作品の近刊2冊を読んだとき,自分がいつの間にか男性性とかっこいいという形容詞を不可分のものだと思い込んでしまっていたことに気付きました.この作品は思春期の解体と再構築を通して,男性,女性と言う概念と絡まっている様々な概念(男装,女装,かっこいい,かわいい)を切り離して再構築しているのだなぁと思うのです.まぁ気持ち悪いという人もいるのだろうけど,僕は非常に面白い試みだな,と思います.

2つ目は,「大人になること」について.思春期とは,子どもから大人になるまでの過渡期とも取れると思うのですが,二鳥くんは作中で子どもから自分になって,いよいよ大人(社会的な存在)になろうとしているのだなぁと感じます.だから,12巻でユキさんが18になるまでダメよ,と言って,13巻で二鳥くんがある種「常識的」な人生を歩いて行った先にあるのであろう「みいたんのパパ」が出てくるんでしょうね.せっかく自分は自分,と胸を張れるようになった二鳥くんも,また放浪ですよ.あと,思春期を描く上で外せないであろう肉体的な性の話です.あぁ,二鳥くん,君もついに大人になってしまうんだね,という気分.まさに,社会と折り合いを付ける,肉体関係を持つ,の両面で,大人への階段を着実に登って行く感じです.

淡々と綴られる作品ですが,直近静かに着実に盛り上がって行く感じの本作品,続きは9ヶ月後です.二鳥くんがあんなちゃんとどんなセ(ry

放浪息子 13 (ビームコミックス) 放浪息子 13 (ビームコミックス)
(2012/05/25)
志村貴子

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放浪息子 12 (ビームコミックス) 放浪息子 12 (ビームコミックス)
(2011/09/24)
志村貴子

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『アゲイン!!(2)』 著:久保ミツロウ

1巻から2カ月,久保ミツロウ先生の新作第2巻です.
チアリーディング部の策略でアゲイン前と同じく崩壊の危機にある応援団の運命は!!という話です.今巻も面白いです.
久保先生は「現役の中高生に向けて」この作品を描いていると書かれていて,それの一端が見えた気がしました.
「恥ずかしさの向こうに行ければ,世界が変わる.」
結局これなんですよね.自分の人生の可能性を一番制限しているのは自分の,特に羞恥心だったりするんですよね,多分.だから久保先生は思い切ってちょっと一声かければ,一歩踏み出せば,すごく世界が変わることがあるよと,恥ずかしさの前で立ちすくんでいる現役の中高生に,こうメッセージを送るんですね.でもこれって,僕らのような大人が「あったかもしれない青春」を延々反芻することで行っている,過去への呪いのそのものです.
でも僕は,この台詞を少しポジティブに考えたいんです.青春をやり過ごしてしまった人間にも,今から自分の人生をどう楽しくするか,というメッセージになりうる気がするのです.現役青春中の方々のようながむしゃらさやエネルギーはなくても,諦めや妥協,みたいな大人のスキル込みでやってける分,大人は強かなのです.

「十年後にはきっと、せめて十年でいいからもどってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ。未来を。十年後か、二十年後か、五十年後からもどってきたんだよ今。」

結局これから先死ぬまでのうちで,今が一番若くて可能性があるときなんですよね.過去はどうやったって変わらないんだから,「ありえたかもしれない青春」を反芻するのは,時々くらいにしておいた方がいいと思うのです.多分そういうことなんだと思います.
とはいえ逆に,アゲイン前は「リア充」だったはずの暁はちょっとした手違いで,絶賛暗い青春におちていきます.まさに対照的で,「リア充」と「非リア充」の境目なんてそんな大したもんじゃないんだぜ,ということなのかも知れません.

アゲイン!!(2) (KCデラックス) アゲイン!!(2) (KCデラックス)
(2011/11/17)
久保 ミツロウ

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『アゲイン!!(1)』

もしたられば,誰でも一度は思ったことがあるはず.最近では思うことは少なくなりましたが,大学入りたての頃はずいぶん高校時代に戻りたいなぁと思っていたモノでした(当時環境がすごく変わって,さらに第一志望の大学に受からなくてちょっと凹んでいたのです.)
ということで,『モテキ』で非モテ男の心をえぐった久保ミツロウ先生の新作は『アゲイン』という名のごとく,高校生活をもう一度やり直せるとしたら?というタイムスリップ物です.高校の三年間,部活もせず,友達もおらず過ごした主人公は,卒業式の日にとあるきっかけで入学式の日にタイムスリップしてしまいます.実は彼には卒業式の日に思い出すような心残りがありました,それは入学式で気になった応援団の,女子部長のことでした.三年間をやり直せることになった彼は,このまま行けば何も起こらないことが分かっている砂漠のような日々を変えるために,ある行動に出るのでした…という形で話が始まります.
主要キャラクターが何人かいるのですが,どうもいろいろ事情を抱えている様子,それがこれからどう転んでいくのか?物語はまだ始まったばかりです.というか,そもそも主人公は高校三年間をきちんとやり直せるのかもよく分からず(途中で戻ってしまう可能性も当然ありますよね?),本当に話がどう転がるのか分かりません.二巻が待ち遠しい!!
掲載誌が少年誌と言うことで,現役の高校生に向けて描いているようなことが後書きに書かれていますが,何となく自分のような青春コンプレックスを多少なりとも煩っている人もターゲットなんじゃないかなぁと思わなくもありません.A5版?ですしね.
もし高校時代に戻れたら,僕は何をするだろうなぁ(遠い目).

アゲイン!!(1) (KCデラックス) アゲイン!!(1) (KCデラックス)
(2011/09/16)
久保 ミツロウ

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Gunslinger Girlについて熱く語ってみる

自分が好きな物語には一定の傾向があって,そのうちの一つが,「実存はどこにあるのか」というものだったりします.たとえばCLAMPの「ちょびっツ」では,人工物と人間の恋愛という,わりとよくあるSF的な題材を扱い,最終的に自分と相手との関係の中に心とか知性というものが生じるのであって,実存を担保するのは「心」とか「思い出」だということが描かれました.同じくCLAMPの『ツバサ』では,小狼からさくらへの愛情において,相手との時間の蓄積(=思い出)が欠損しても,相手が存在すること自体で実存は担保されているのだと主張されました.

では,記憶(思い出)も,体も喪失された存在の実存はどうなるのかという問題を取り扱ったのがこの『GUNSLINGER GIRL』という作品だと考えています.この作品は虐待などで心身ともボロボロになった少女を薬漬けにして洗脳してサイボーグに改造してテロリストと戦わせるという,オタクの気持ち悪いところが結晶したような作品です.そんな作品ですが,自分はこの作品に「実存はどこにあるのか」というテーマを見出して非常に愛しております.登場するサイボーグ少女(作品中では義体と呼ばれる)達は,改造前におおよそ受け入れがたい事件によって存在を否定されています.さらに勝手な都合で死を運命づけられた(テロリストと戦うので死と隣り合わせ+メンテナンスのために投与される薬物で中毒を起こして死ぬ運命にある)第二の人生を歩まされているわけです.そんな,記憶も体も偽物,本物の人生はロクなものでない彼女たちの実存はどこにあるの?というわけです.話の作りも,複数登場する義体たちのいろいろな生き様が描かれて考えさせるような作りになっており,自分は作者の思惑にどっぷりハマっている感じです.

さらに自分がこの作品を愛するもう一つの理由は,「いびつさ」です.この作品の義体は大人と「フラテッロ(イタリア語で兄弟)」というペアで行動をしており,ペアごとの人間関係が作品の軸になっています.フラテッロの義体が過去のない存在なのに対して,大人の方は過去に縛られまくり,過去をよりどころに生きてるような人達です,ペアなんだけどつり合いが取れていないいびつな関係です.これに関しては最新刊の12巻で,主人公2人が縛られ続ける過去の事件が語られ,ますます際立つ感じです.作品自体もいびつな形をしていて,オタク受けしそうな設定や「なんで?」っていうようなツッコミどころ(なんで少女だけがサイボーグになるのかとか)があったりするわりに,舞台であるイタリアに関しては綿密な取材によって政治,文化などがこれでもか!というくらいにリアリティをもって描かれています.
初見は「ウゲッ」でも読んでみるとなかなか味わい深い.珍味のような作品ではないでしょうか?

GUNSLINGER GIRL 12 (電撃コミックス) GUNSLINGER GIRL 12 (電撃コミックス)
(2010/04/27)
相田 裕

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GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス) GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス)
(2002/11)
相田 裕

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