読書録」カテゴリーアーカイブ

自分を構成している創作物+α

http://anond.hatelabo.jp/20160607204255

を読んで書きたくなったので。

小学生時代:あまり記憶がないが、ロボットアニメは好きだった。最初の2冊は今でも持っている。

  • 黒猫の王子カーボネル
  • ともだちは海のにおい
  • 魔法陣グルグル
  • 機動戦艦ナデシコ
  • 天空のエスカフローネ

中学生時代:理系に進もうと思ったのはこの辺で触れた作品によるため。私が台所に立つのはCCさくらの桃矢お兄ちゃんの影響。

  • 沈黙の春
  • 勇者王ガオガイガー
  • カードキャプターさくら
  • NHKスペシャル 家族の肖像
  • 同 驚異の小宇宙 人体III 遺伝子

高校生(浪人生時代)本格的にオタクに転ぶ。というか、「ちょびっツのツの字」というファンブックにあった故 米澤嘉博氏の評論を読んで私はオタクになった。

  • ちょびっツ
  • 灰羽連盟
  • 戯れ言シリーズ
  • ケーブルテレビでアニメをめちゃめちゃ見ていた。このときの蓄積が私のオタクの教養を支えている。

大学生時代:めっちゃエロゲやってた。アージュ作品とかも好きだった。

  • 十二国記
  • プラネテス
  • Fateシリーズ
  • 丸戸史明作品(パルフェ、この青空に約束を)
  • Cross†Channel

大学院生時代:ノンフィクションで当たりを引いた。ここに挙げるノンフィクション3冊は本当に自分の幹になっていると思う。

  • 放浪息子
  • Gunslinger Girl
  • ニコニコ動画のアイマスMAD
  • すべてはモテるためである
  • この世で一番大事なカネの話
  • Landreaall
  • Girls und Panzer
  • 孤独と不安のレッスン

社会人:現在進行形

  • マージナル・オペレーション
  • 艦これ

『冴えない彼女の育て方(6)〜(8)+Girls Side』著:丸戸史明 挿画:深崎暮人

以前、アニメの円盤を買ってしまったことを書いた作品の原作、最新刊までです。

アニメでやっていた部分から先を買って読みました。ああなるほど、こうなるのねという感じ。アレアレ、スポーツ漫画とかバトル漫画である展開です(一応読んでのお楽しみということで)本作の小説は初めて読みましたが、さすが丸戸さん、アニメ同様、女の子がどの子もそれぞれ大変可愛く書かれていて良いですねぇ.丸戸さんの昔の成人向けゲーム(『パルフェ』と『この青空に約束を』くらいですが)をプレイしていたときのような感覚を覚えます。ゲームの方は大体ヒロインと仲良くなると泣かせにかかられましたが、本作では特にそんなこともなく、色々ありつつ仲良くやっているようで。

7、8巻と表紙がメインヒロイン加藤ちゃんなんですが、ようやく表紙に登場したと思ったらどんどん個性が出てくるというか、キャラが立ってきて大変魅力的。なんだかんだ嫉妬深かったり、主人公とあうんの呼吸だったり、密かにとりわけ、サークル活動に思い入れを持っていたり、英梨々とすれ違っちゃったり、最初から著者はこういう子であると考えていたのだろうかと、ちょっと不思議になります。いわゆる”綾波系”のヒロインとも少し違う感じがするのですよね。

アニメの二期はいつになるんでしょうねぇ?いざ始まったら、原作を知らずに見ていた一期とどのように見え方が変わるのか、今から楽しみです。

 
  

『マージナル・オペレーション 空白の一年 上』著:芝村裕吏 挿画:しずまよしのり

物語の中身とは関係がないですが、本ブログでも色々と感想を書いているシリーズの外伝?です。

本作、主人公のアラタが食うに困って民間軍事会社に就職して部隊の指揮を執ってみたら、どうも才能があるらしく、そこで出会った少年兵、少女兵を食べさせて、教育を受けさせ、貧困から脱出させるために傭兵業を始める(そして結果的に何千何万という子どもたちを、貧困から救う……かも)というシリーズなんですが、本作は正伝とでもいうべきメインの5巻に描かれる話の中にあるミッシングリンク、1巻で中東の紛争地帯で最初の24人と出会ってから2巻で日本に帰ってくるまでに、「子供使い」として名前を上げる過程で何があったのかを描いています。一言で言うなら子連れの貧乏旅行という感じでしょうか?

正伝の方は主人公のアラタの視点で描かれていたわけですが、本作はヒロインのジブリールの視点から描かれます。恋する少女が朴念仁のアラタ相手に四苦八苦する様子が大変好ましい。たまにナイフでサイレントキリングしたりするけど……。ベッドでは見てろよ(意訳)みたいなこと言ったりするけど……。

本作、詳しくは書きませんが、同作者とイラストレーターでやっている別シリーズ『遙か凍土のカナン』も読んでいると、より楽しめるように思います。個人的にはニヤニヤしながら読んでいました。某国製の6.5mm口径のAK(実際にはないはず)とかたまりません。本文中にどういう風に登場するのかは、読んでみてのお楽しみということで。

『マージナル・オペレーション』『遙か凍土のカナン』両方読んでいるとより楽しめる、ファンサービス満点の一作です。
  

2014年11月の読書記録

2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2784ページ
ナイス数:17ナイス

潮騒 (新潮文庫)潮騒 (新潮文庫)感想
天下の大作家の代表作にこういうのも失礼だが、題材自体は現代のフィクションにはありふれた物のように思える。ただ読みやすく、それでいて気品を感じさせる文章には読み継がれる理由を感じずにはおれない。自然の荒々しさと恵み、初江の肉体のみずみずしさを語る文章には特別な気合いを感じる。
読了日:11月20日 著者:三島由紀夫
小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ感想
科学技術と特に新自由主義的なグローバル経済の組み合わせは人間の身の丈に合っている物ではないので、身の丈に合った物やサービスの融通をしましょとか、マクロなものをどうにかしようとするよりも目に届くミクロな範囲を当事者として目配せして面倒を見ることの全般を「小商い」と称しているといったところか。分かる部分もあるが、全面的に納得、賛成しがたい印象。
読了日:11月14日 著者:平川克美
七つの大罪(2) (講談社コミックス)七つの大罪(2) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(11) (講談社コミックス)七つの大罪(11) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(10) (講談社コミックス)七つの大罪(10) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(9) (講談社コミックス)七つの大罪(9) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(8) (講談社コミックス)七つの大罪(8) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(7) (講談社コミックス)七つの大罪(7) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(6) (講談社コミックス)七つの大罪(6) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(5) (少年マガジンコミックス)七つの大罪(5) (少年マガジンコミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(4) (少年マガジンコミックス)七つの大罪(4) (少年マガジンコミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(3) (講談社コミックス)七つの大罪(3) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
七つの大罪(1) (講談社コミックス)七つの大罪(1) (講談社コミックス)
読了日:11月9日 著者:鈴木央
あさひなぐ 13 (ビッグコミックス)あさひなぐ 13 (ビッグコミックス)
読了日:11月3日 著者:こざき亜衣

読書メーター

2014年10月の読書記録

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1632ページ
ナイス数:31ナイス

きっと可愛い女の子だから (アクションコミックス(月刊アクション))きっと可愛い女の子だから (アクションコミックス(月刊アクション))
読了日:10月26日 著者:柳本光晴
つるつるとザラザラの間(3) (アフタヌーンKC)つるつるとザラザラの間(3) (アフタヌーンKC)感想
好きになった女の子のパーツが異様に可愛く見えるというのはよく分かる。作中のように耳たぶとか、爪の形とかな。
読了日:10月26日 著者:月子
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)感想
ハーモニーを読んだときにも思ったけど、伊藤計劃の描く世界はテクノロジーが進んだ世界で、命や心をより精密に計測できるようになっている。でも、そんな中でそれに違和感を持つのが主人公で、彼らの心の動きは、程度の差はあれ今を生きる我々に共感できるレベルに絶妙に調整されている。 主人公は作品の中の登場人物であると同時に、読者が憑依するアバターであり、もしかしたら作者自身が思索の末にたどり着いた物語世界のを観察していた、センサーだったのかもしれないと思ったりした。
読了日:10月22日 著者:伊藤計劃
四月は君の嘘(10) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(10) (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:10月19日 著者:新川直司
女騎士さん、ジャスコ行こうよ (MF文庫J)女騎士さん、ジャスコ行こうよ (MF文庫J)感想
田舎あるあるが分かるような分からないような。平家村の設定が矛盾してるような気がしていて、閉鎖的な田舎の割に宇宙人やクトゥルー的な異形がいてもそれをそれとして受け入れているのが不思議。割とよそ者にとって居心地のいい場所なんじゃないだろうか?中途半端によそ者だと排斥されるのかな?
読了日:10月6日 著者:伊藤ヒロ
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)シャーリー 2巻 (ビームコミックス)
読了日:10月5日 著者:森薫
シャーリー (Beam comix)シャーリー (Beam comix)
読了日:10月5日 著者:森薫

読書メーター

2014年9月の読書記録

2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2708ページ
ナイス数:50ナイス

つるつるとザラザラの間(2) (アフタヌーンKC)つるつるとザラザラの間(2) (アフタヌーンKC)
読了日:9月24日 著者:月子
社会の真実の見つけかた (岩波ジュニア新書)社会の真実の見つけかた (岩波ジュニア新書)感想
社会の真実を見つけようとすることは,難しくもないが,簡単でもない.近道などないのだなぁ.しかし,サダム・フセインをヒトラーになぞらえるアメリカのメディアが,ヒトラーが元祖と言っていいマスメディアによるプロパガンダ手法を駆使する様は何か,悪いジョークのようだ.
読了日:9月23日 著者:堤未果
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)感想
太平洋戦争史入門編として、非常によくできた本だなぁと。現代人からして感情移入しやすいキャラクターの設定で、話としておもしろく、かつ参考書籍が明示されてるのが非常によい。正直、九州での久蔵の焦燥が、手に取るようであった。
読了日:9月22日 著者:百田尚樹
江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)感想
要するに「江戸しぐさ」はフィクションであり,極論をすれば萌え四コマやアニメと大差はない.むしろ後者の方が,フィクションとして慎ましやかにしている分無害といえるかもしれない.教材と学問の関係がよく分かるというか,学界で論理と実証を徹底的に追求されるが故に,知という物は教材としての権威性を得るものなのだなぁと.そこをすっ飛ばすのはルール違反だわねぇ.
読了日:9月17日 著者:原田実
姫さま狸の恋算用(1) (アクションコミックス)姫さま狸の恋算用(1) (アクションコミックス)
読了日:9月17日 著者:水瀬マユ
つるつるとザラザラの間(1) (アフタヌーンKC)つるつるとザラザラの間(1) (アフタヌーンKC)
読了日:9月17日 著者:月子
高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学感想
ロジックが込み入ってなくて、さらっと読める。特に前半はつかめないところがあったが、何度か読めば分かるようになりそうだ。再読しよう。
読了日:9月14日 著者:菅原晃
終電ごはん終電ごはん
読了日:9月3日 著者:梅津有希子,高谷亜由
ロードバイクの科学―明解にして実用! そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い (SJセレクトムック No. 66)ロードバイクの科学―明解にして実用! そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い (SJセレクトムック No. 66)
読了日:9月3日 著者:ふじいのりあき
女子のてにをは 1 (ビッグコミックス)女子のてにをは 1 (ビッグコミックス)
読了日:9月3日 著者:るなツー
魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)感想
本作は愛、少なくとも誰かを思いやり、寄り添い、理解しようと努力をするという愛の要件のいくつかが柱になっている話だったなと思った。それが不幸にもいろいろとうまくいかないというのが、2000年続く魔女の因縁と主人公を取り巻く現代の人々のありようであり、それらを全部ひっくるめて引き受けて、世の中すべてを愛しきったのが主人公だったなと。
読了日:9月1日 著者:佐藤ケイ

読書メーター

2014年8月の読書録

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3305ページ
ナイス数:24ナイス

夏の前日(5)<完> (アフタヌーンKC)夏の前日(5)<完> (アフタヌーンKC)
読了日:8月30日 著者:吉田基已
四月は君の嘘(9) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(9) (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(8) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(8) (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(7) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(7) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(6) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(6) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(5) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(5) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(4) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(4) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(3) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(3) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(2) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(2) (月刊マガジンコミックス)
読了日:8月30日 著者:新川直司
四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:8月30日 著者:新川直司
遙か凍土のカナン3 石室の天使 (星海社FICTIONS)遙か凍土のカナン3 石室の天使 (星海社FICTIONS)感想
良造は釣りキチ三平あと、中央アジアで鉄腕!DASH!!…ってもうちょっといろいろあっただろ。表紙の女の人とか、コサック衣装着たオレーナが可愛いとかさ。
読了日:8月25日 著者:芝村裕吏,しずまよしのり
僕は友達が少ない10 (MF文庫J)僕は友達が少ない10 (MF文庫J)感想
日向さんの秘密が明らかになることにより,本作の,特に初期における「残念」という概念は,要するに「人付き合い向いてない」的なものだったのだろうなぁと思う.まぁ現実もそんなもんだろう.というかそんな人たくさんいるだろう.
読了日:8月24日 著者:平坂読
銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)
読了日:8月20日 著者:荒川弘
彗星夜襲隊―特攻拒否の異色集団 (光人社NF文庫)彗星夜襲隊―特攻拒否の異色集団 (光人社NF文庫)感想
美濃部少佐本人が語るに,芙蓉部隊はヒューマニズムから出たものではないという事だそうなので,「どうせ戦場ですり減らすなら,1人の命を最大限有効に使う.」という発想だったのだろうなと.アニメマンガ脳からすると,『皇国の守護者』の新城直衛,『ガンパレードマーチ』の善行忠孝を思い出した.
読了日:8月16日 著者:渡辺洋二
日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか
読了日:8月5日 著者:泉田良輔

読書メーター

2014年7月の読書録

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1819ページ
ナイス数:44ナイス

あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)感想
序盤の「体ができてく主人公」に続いて,この辺の人間関係のトラブルまで引っ張ってくるかという感じ.王道の「運動部マンガ」と言えよう.
読了日:7月31日 著者:こざき亜衣
富士山さんは思春期(4) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(4) (アクションコミックス)感想
富士山さんの赤面率が上がり,2人の体の距離が近づいているのを感じる.あぁ,世の中のベタベタしてるカップルは,こういう過程を経て距離が近くなるのねと.
読了日:7月31日 著者:オジロマコト
カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫 SF 512)カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫 SF 512)感想
人と洋服とは何か?自分の体とは何か?をこれほど縦横に考察して,エンターテイメントに仕上げている様は非常に秀逸(僕が言うまでもないか).個人的にもう一点興味深かったのは,序盤のソヴィヤ人とヤークサボンズ人に対する差別意識の点.大航海時代以降,おそらく西洋文明はこういう人間観,文化観を以て他の文明を蹂躙したんだなぁと感慨深い.
読了日:7月22日 著者:バリントンJ.ベイリー
娘の家出 1 (ヤングジャンプコミックス)娘の家出 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
離婚にしても,性的マイノリティにしても,なかなかデリケートで触れられなかったり,身近に存在したら「常識」が邪魔して直視できなかったりするけど,この作品では割と「ただ,あるもの」として扱いを受けているような気がする.それはともかく,志村さんの描く少女の体(とくに手足や指の華奢さ)とか,彼女らが身につけている衣類の繊細な描写はすごいなぁと思う.
読了日:7月19日 著者:志村貴子
セントールの悩み 8 (リュウコミックス)セントールの悩み 8 (リュウコミックス)
読了日:7月19日 著者:村山慶
我が家の問題 (集英社文庫)我が家の問題 (集英社文庫)感想
決して悪い意味ではなく,「よくある」「ありがちな」家庭生活の断片を切り取った短編集.『里帰り』に描かれる,面倒であると同時に不思議に心地いいような「家族」とか「親戚」の感覚は実体験に近いかなと.自分には血のつながってない親戚ってのがいないので,半分しか分からないわけだけども.
読了日:7月8日 著者:奥田英朗
家日和 (集英社文庫)家日和 (集英社文庫)感想
本作に描かれる家庭や家というものから,人を夫,妻,親のような型に嵌める「枠」のような印象を受けた.何かのきっかけでちょっと枠の外にはみ出て,その人本来の部分が取り戻され,結局「枠の中」が基底状態だから,そこに帰ってくる.日常ってのはそういうもんなんだろう.個人的に男の隠れ家を扱った話は面白かったな.ああいうの大好き.
読了日:7月7日 著者:奥田英朗
Landreaall 24巻 限定版 (IDコミックススペシャル)Landreaall 24巻 限定版 (IDコミックススペシャル)感想
「王とは何か?」というテーマから考えると、ついに中ボスくらいのクエンティンが主人公の前に(ラスボスは前王の呪いという不定形のもの)!という感じなので、ここが本作の1つの山か。メルメルの伏線はまさか!の極地。
読了日:7月7日 著者:おがきちか

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2014年6月の読書録

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2250ページ
ナイス数:19ナイス

人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 9 (ガガガ文庫)感想
本作にて改めて思ったんだけども,わたしちゃん頭も切れるわ肉体的にもタフだわ潜在能力をブッパしてなくても十分すごいよね…といいつつ,あれだけ生きるのが大変な時代に,旧人類最後の高等教育機関で教育を受けた超エリートだもんな,さもありなん.メタ的には主人公補正なんだけど.
読了日:6月29日 著者:田中ロミオ
マージナル・オペレーション(2) (アフタヌーンKC)マージナル・オペレーション(2) (アフタヌーンKC)感想
原作短編集の,ハサンの回想の話が入っているというか,子どもたちの初期の冷遇っぷりとオマルが子どもたちのためにいかに骨を折り,更にそこにアラタが希望を運んできたのかがよく分かる.今のところ原作を補完するような位置づけになっているなぁと思う.
読了日:6月24日 著者:キムラダイスケ
恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:6月23日 著者:秋枝
マージナル・オペレーション [F] (星海社FICTIONS)マージナル・オペレーション [F] (星海社FICTIONS)感想
個人的にはハサン視点の短編が面白かった.子ども達がなぜ主人公をあんなに慕うのかが良く分かった.少年兵としての地獄のような体験からすれば,彼がどんなにありがたかったか計り知れない.その辺りが率直に語られてるのが良かった.
読了日:6月17日 著者:芝村裕吏,しずまよしのり
海上護衛戦 (角川文庫)海上護衛戦 (角川文庫)感想
初めて読んだが名著。この本が現代まで読み継がれ、遂には復刻を果たしたのは大変喜ばしいことだと思う。なんと言うか、負けるべくして負けたというか、太平洋戦争はグダグダだったのね…。そして、『蛍の墓』や『はだしのゲン』、『夏のあらし!』に描かれたような不幸はあるいは防げたのかもしれないという事も分かった。上に立つ人を選べるのなら、バカは選んじゃダメですわ、ホントに。
読了日:6月15日 著者:大井篤
アゲイン!!(12)<完> (KCデラックス)アゲイン!!(12)<完> (KCデラックス)
読了日:6月12日 著者:久保ミツロウ
中学性日記(2) (アクションコミックス(月刊アクション))中学性日記(2) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
色々な人の思春期のヰタセクスアリスな体験を集めれば,この作品になるのかなぁと.おれも女子とこんな体験がしたかった……!ロリコンの友人に勧めてみようと思った.
読了日:6月12日 著者:シモダアサミ
新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)感想
要するに博打なんだけど,本書によれば,打ち方はあるようだ.とにかく手数料を押さえて,欲を出さないこと.実際やってみるとなかなか難しいのだろうなぁ.
読了日:6月7日 著者:ベンジャミン・グレアム,ジェイソン・ツバイク
艦隊これくしょんー艦これーコミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 4 (角川コミックス・エース 179-40)艦隊これくしょんー艦これーコミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 4 (角川コミックス・エース 179-40)
読了日:6月5日 著者:角川ゲームス
アナーキー・イン・ザ・JK (ヤングジャンプコミックス)アナーキー・イン・ザ・JK (ヤングジャンプコミックス)
読了日:6月5日 著者:位置原光Z
レストー夫人 (ヤングジャンプコミックス)レストー夫人 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:6月5日 著者:三島芳治

読書メーター

2014年5月の読書録

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2694ページ
ナイス数:19ナイス

「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 (講談社学術文庫)「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 (講談社学術文庫)感想
「原子力は戦争のための技術だから使っちゃダメ!キーッ!」と言ってしまう人への盛大な皮肉と言うか。そもそも[ある機械に使われてるネジを他のネジでも使える」という「概念」自体が、戦争の賜物なのだというのが非常に興味深い。まぁ、人間命がかかれば必死になりますわ。
読了日:5月30日 著者:橋本毅彦
昔話のできるまで (ヤングジャンプコミックス)昔話のできるまで (ヤングジャンプコミックス)感想
メガネで巨乳の女子高生…。それはともかく、表題作「昔話のできるまで」で、最後にメインの2人が子ども作る気満々なのが面白かった。その辺の性におおらかな感じも、日本神話っぽいというか。まさかアオハル連載していたときは短編集で読めると思っていなかったので、ありがたやありがたやという感じ。
読了日:5月25日 著者:山田穣
雑居時代 上 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52-G)雑居時代 上 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52-G)感想
PCゲーム『魔法使いの夜』の元ネタの1つということで読んだが,これがどうして期待以上に面白かった(氷室先生に失礼な話だが).日本が十分に豊かになった後の作品だからだろう,物質的には今と変わらない感じで(デジタル機器は一切登場しないが)文体ともども古さを感じさせない. あと,上記の作品の原作であるのみならず,倉橋数子というキャラクターが,奈須さんが描くヒロインに色々影響を与えてるんだなぁという感じがとてもする.血の繋がった相手を好き,という設定は『空の境界』の鮮花だろうしなぁ(ちと無理やりか).
読了日:5月20日 著者:氷室冴子
マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)感想
原作のファンなんだけども,アラタが自分が殺人に加担していたと知った後にシャウイーのところに行くシーン,身体に出るくらい精神がショックを受けたときに,他人のぬくもりを求めるという描写は,やはり絵があると違うもんだなぁと.ジブリールたんはよ.
読了日:5月10日 著者:キムラダイスケ
アルスラーン戦記(2) (少年マガジンコミックス)アルスラーン戦記(2) (少年マガジンコミックス)感想
今のところはファンタジーの王道という感じの展開.原作未読で,先が読みたければ原作を読むべきなんだろうけど,グッとこらえて先を待つべし.
読了日:5月10日 著者:荒川弘
アルスラーン戦記(1) (少年マガジンコミックス)アルスラーン戦記(1) (少年マガジンコミックス)
読了日:5月10日 著者:荒川弘
ストライクウィッチーズ 弐ノ巻―スオムスいらん子中隊恋する (角川スニーカー文庫)ストライクウィッチーズ 弐ノ巻―スオムスいらん子中隊恋する (角川スニーカー文庫)感想
テレビアニメ本編では分かりにくかったが、本作で、あの作品世界ではきちんと戦争をやっているのが分かった。読みやすく軽快な文章と端々から感じる第二次大戦への造詣がまさに良質の外伝だなと。
読了日:5月10日 著者:ヤマグチノボル
ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる (角川スニーカー文庫)ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる (角川スニーカー文庫)
読了日:5月10日 著者:ヤマグチノボル
魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 中巻 ―月を引き下ろす者たち― (電撃文庫)
読了日:5月6日 著者:佐藤ケイ
後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール (集英社スーパーダッシュ文庫)後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:5月6日 著者:石川博品
薄花少女 1 (IKKI COMIX)薄花少女 1 (IKKI COMIX)
読了日:5月3日 著者:三浦靖冬
がらくたストリート (3) (バーズコミックス)がらくたストリート (3) (バーズコミックス)感想
一応完結ということで安心した.待っていてよかった.個人的にはこれこそが日常系作品.黒字出るくらい売れて欲しいよねぇ….
読了日:5月1日 著者:山田穣

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