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ホンダ ヴェゼルe:HEVのブランドムービーがとてもよい

最近見たホンダのコンパクトSUV、ヴェゼル(Vezel) e:HEVのブランドムービーが大変見ていて気持ちが良かった。

最近ブレイクし始めたらしい藤井 風という歌手の歌に合わせて、古い8mmフィルムで撮ったみたいなザラッとしたカットが挟まるドライブ動画が続く。曲が爽やかでとても良いのだが、4月末から5月初旬の気候のような、カラッとして明るい雰囲気と動画の開放感もたまらない。この車に乗るとこんな素敵なことがありますよ、というイメージ形成に成功していて、車のコマーシャルムービーとしては昨今珠玉の出来という気がする(車のCMを全部見たわけではないけれど)。

個人的な話としてなんでこんなにグッときたのかと考えてみると、結局このCMでやってるみたいな、友達と車に箱乗りして遠くに旅行に行くという行為がすっかり異世界の出来事になってしまったことが大きいのだろうな、と思う。ボタンの掛け違いもあり、世界的に見て対策が上手くいっているとは言いがたい日本ではあるが、できるだけ早くこのパンデミックが終わってくれれば良いもんである。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』 監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ

2018年くらいからたまたま海外出張の際の機内映画で見て、「面白いやんけ」となって見始めたMCU(Marvel Cinematic Universe)作品。先日公開が始まった『アベンジャーズ エンドゲーム』を以て大きな一区切りを迎えました。本作につながる過去の作品を見ていると「ニヤリ」とする描写をそこここに組み込みつつも物語を二転三転させ、納得の大団円に持っていくという奇跡の3時間。日本映画の当たり年、2016年のヒット作に負けず劣らずの一作でした。2時間級の長編映画を20本以上見ないと本当の面白さは分からないというなかなかスパルタな映画ですが、見ると見ないとでは大違いだと思うので、可能な限り関連作を見てから臨むべし。

5月6日を以て公式にネタバレ解禁とはなっていますが、以降でネタバレしていますので、閲覧にはご注意を。

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『万引き家族』 監督:是枝裕和

東京都北部の古い家に暮らす5人の老若男女、一見家族に見えるが、その実全く血のつながりはない。この家族の生計は「祖母」初枝の年金、「父」治の建設現場での日雇い労働、「母」信代のクリーニング屋でのパート労働、そして万引きで成立している。ある冬の日「父」治は「息子」祥太との万引きの帰り、虐待されベランダに追いやられていた「娘」ゆりを拾う。当初は信代と共に親元に返そうとするが、ゆりの生家から漏れ聞こえる夫婦の口論とゆりの体の傷から虐待されている事を知り、結局手元に置いてしまう。そこから1人メンバーを加えて6人の「万引き家族」の暮らしが始まるが、重ねた罪と過ぎていく時間は、家族がそのままあり続けることを許さなかった。

そもそも「万引き」は犯罪であり、許されるものではない。治は祥太に詭弁を弄するが、この世に存在する商品は誰かの手になり、正当な対価を払って店頭にある以上、万引きは経済の営みを乱す窃盗である。そして虐待されているとはいえ、ゆりを家に置くこともまた犯罪である(親権者の保護を受けられない未成年にはしかるべき福祉が提供されている、少なくとも建前上は提供しようとしているし、現場では一人でも多く救おうと努力されているはずである)。祥太を学校に通わせていないことから、「親」として社会的に果たすことを求められる義務を果たしていない。治も信代も、ある事情で失業した後、働けるようになっても再就職先を探したりしておらず(日雇いの仕事では労災が降りなかったり、簡単に解雇されたりと世知辛いが)、年金の不正受給、車上荒らしと犯罪を犯すことに躊躇もなく、言うなれば「ダメ人間」である。フィクションの登場キャラクターとしてならともかく、家族、友人、近隣住民に彼らのような人々を受け入れたいと思う人は多くはないだろう。そして恐らく、現実に本作のような事件が起きたとき、我々が彼らのような事件関係者に抱く印象は、本作の後半に登場する「一般の人々」のそれであろうと思われる。しかし、本作で視聴者はこれでもかと彼らの家族のだんらんを見せられるため事件の「裏側」を知っており、それゆえに現実とは異なり彼らへの印象が「揺らぐ」。きっと監督は言いたいのだろう「想像しろ」と。目の前にいる「困った人」も何か事情を抱えた「困っている人」かもしれないと。狭い自分の了見だけで、安っぽく、薄っぺらい正義感を賢しらに振り回すなと。

ぜひ、俳優のセリフを良く聞き、演技の一挙手一投足、演出の妙をよく見て欲しい。本作はそれらのすべてで、視聴者に問いかけてくる「彼らは家族か?」と。私※は見た上で断言する「彼らは確かに家族である。」と。

2018年劇場公開

※アニメや漫画、ゲームには、結構古くから非定常型の家族(『リリカルなのは』には血縁のない家族が沢山出てくるし、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の鉄華団、『マージナル・オペレーション』のやがて去る子どもたちの国等々)が登場するため、私の解釈にはバイアスがかかっているかもしれないが。

実写映画『恋は雨上がりのように』 監督:永井聡

原作既読、アニメ視聴済み。ネットで「実は悪くない」と話題だったので鑑賞してきました。

ネットの評判を見ていると、女子高生に恋愛感情を抱かれているというポイントだけが一人歩きして、色めき立つオジサンとそれにブチ切れる男性嫌悪気味の女性、みたいな感じになっているようにも見えました。しかし実際に鑑賞してみると、あきらが店長に恋をするというのは話のきっかけでしかなくて、二人の対等な関係、相互理解と思いやりの話なのだと思いました。ラストシーン直前の2人のやりとりなんて、相手にきちんと向き合って、お互いに理解していればこそあのやりとりでお互いの思いが伝わるわけです。そして、本作ではあのやりとりで思いが伝わっていることを納得できるように、きちんと物語が綴られていたと思います。

キャスティングがすごいというか、原作やアニメの再現度が高く、ファミレスの面々とかかなり「そのまま」。あきらも、良くこんな人見つけてきたなという感じ。大泉洋は店長ではなく大泉洋で、某キャラの方言には「?」となりましたが……。

元々漫画もアニメも非常に良くできている話だったので、原作ファンはわざわざ見なくても別に困らないと思いますが、少なくとも「原作レイプ」という感じはないかと。たしかに「悪くな」かったです。

 

鉄血のオルフェンズについて雑感

戦闘機械のような、文盲の少年兵を主人公として(戦闘機械というだけなら、ガンダムWのヒイロ・ユイがいたが)「生きるために戦う」子どもたちを描きはじめたガンダム、鉄血のオルフェンズ。武器を取らなければ、早く大人にならなければ自分たちの居場所すらない子どもたちの物語。かつて長井監督がメガホンを取っていた『とらドラ!』と似たようなテーマを扱っている作品なんだなぁと見ながら思った作品(登場人物は皆、大人と子どもの間で、早く大人になりたいともがいている作品だった。)で、2期が本当に楽しみでしょうがなかった。そして2016年10月から始まったのが2期である。2話にしてすでに期待を超えてきた感がある。ということで、個人的な思いを書いてみたい。

 2期のテーマ? 鉄華団の外

鉄華団の強い絆、一定の生存権、居場所の獲得というテーマは1期で描ききったと考えているのか、2期では鉄華団の外を積極的に描くようになっているように見える。2期の導入の言葉(アトラ役の金元寿子さんが読んでいたやつ)からも明確に示されているように思う。そして、いわば暴走族のような結束で山を乗り越え、結果的に強い絆を構築した鉄華団の内側と外側の軋轢が、2期では良く描かれているように思える。ある意味で、鉄華団のドラマは一段落した、ということなのだろう。これを示すような描写は1〜2話を見るだけでも、多数見られる。

  • 例えば鉄華団地球支部と火星支部の軋轢。
  • 鉄華団の鉄火場を超えた初期メンバーと、新参メンバーの考え方の違い。
  • 新参メンバーの中心キャラクターと思われるハッシュと、三日月の軋轢

たったの2話でこれだけである。視聴者の代表というか、鉄華団の外の視点の代表は1期ではメリビットさんだったわけだが、彼女は2話までだと普通の事務のお姉さんに徹しているように見える。2期では彼女の件以上に鉄華団内側の不和が大きくなったりするのではないだろうか?組織が大きくなったり、色々な人が出入りするようになると、組織運営って急に難しくなるものなので、内輪もめで誰か死にはしないかとヒヤヒヤする……。なにせ割と容赦なく人が死ぬ作品だし……。

 主人公の三日月を取り巻く物語

主人公の三日月は孤独である。三日月は1期の終わりで、もはやモビルスーツの部品として、戦闘機械としてしか生きられないだろうアインに近づくことでアインに勝利した。その代償として三日月は、阿頼耶識を通じてしか、自分の体を十分に動かすことができなくなってしまった*1。2期で、彼の職業人としての居場所は、もはやバルバトスのコックピットと、鉄華団の戦いの最前線にしかない。それはすなわち、三日月は物語が進むほど、勝てば勝つほど、ハッシュが慕っていた「三日月になれなかった」少年、かつてのCGSに「産廃」と呼ばれ、自死を選んでしまったビルスに近づいていることを示しているように見える。なぜなら鉄華団はサクラ農場に代表されるような「まともな商売」だけでやっていけるところを目指しているから。(三日月の将来の夢は農場主なので、右手と右目が不自由なくらいではなんとかなりそうな気もするが)。

アトラによると彼からは血みたいな臭いがするそうだ。私は、三日月は何となく鋼でできた「剣」なのではないかと思う。ビルスは剣になろうとしてなれなかった、そして彼には自らを納める鞘がなかった。しかし彼にはアトラがいる、クーデリアがいる、そしてオルガだって、きっと彼を見捨てはしないように見える。三日月は、着々と殺人機械に近づきつつも、彼を人間として愛する人がいる。一期の終わりで文字の勉強を続けるつもりだったり、彼自身にも人間であろうとする意思があるように見える。三日月はどこに行くのか、物語の行き先に目が離せない。

注釈

*1 阿頼耶識と呼ばれる神経接続型のマンマシンインターフェースに強く接続した結果、右手の感覚と右目の視力を、阿頼耶識に接続している時以外失った。

 

『医師の一分』著:里見 清一

帯のあおり文句には、2016年の中頃に世間を騒がせた某大量殺人事件を思わせるわけですが、もちろん現役のお医者さんが書いているのでそんなことはなく、現代の医療と死生観についての辛口エッセイという感じの新書でした。元々どこかの週刊誌の連載だったようで。

そもそも生きているとはどういう状態なのか、判断力を何らかの形で失ってしまった人の自己判断を尊重するとはどういうことか、医学の専門知識のない患者本人に、説明をした上とはいえ自分の治療方針を自己決定させることはそもそもフェアなのか、災害で多数のけが人が出ているわけでもないが、深夜の救急医療の現場で複数の患者さんが重なったときにどの人から治療すべきか(所謂トリアージですね)、などといった微妙な問題に切り込んでいます。

無限に医療や介護に携わる人がいて、無限に予算があって治療を施せるならそれでいいんでしょうが、今後の日本は医療や介護のお世話になる側ばかりが爆発的に増えていくような状況になるわけで、死んでいく人のお守りばかりしても国は沈むばかりです。命は平等でありそれぞれ尊重されなくてはならないが、とはいえ現実的に目の前に溢れる救うべき人を資源の制約の問題から選別しなくてはならない、となったときにどうするべきなのかというのは難しい課題でしょう。自分は医療に携わる人間ではないし、あるとすれば身内の介護くらいのものでしょうが、本当に気が重いです。自分自身も最終的には老いて衰えて死ぬわけで、できるだけその時の若い人に迷惑をかけないようにしたいわけですが、人生自分の思い通りにならないの筆頭ですからねぇ、老病死の問題は。

ということで、自分の人生に訪れるであろう老病死について思いを馳せるには適当な一冊かもしれません。

ガルパン・西住みほの性格、あるいは西住流戦車道について

みなさん「ガルパンはいいぞ」

先日、こういうツイートがあって、

 

思わずリツイートをしたんですが、よくよく考えてみるとちょっと違うんじゃないの?と思ったので西住みほというキャラクターについて、あるいは実態がよく分からない西住流について考察をしてみました。

発想の原点は西住流が武道である(少なくとも作中ではそういうことになっている)という点でした。で、武道の極意は自己暗示みたいなもので自分を戦闘マシーンに仕立て上げるものであるという話があるじゃないですか?フィクションでいうと、『空の境界』の式がナイフじゃなくて刀を持つとメチャクチャ強くなる的なやつ。

この動画の4:40頃からの動きはそういうことになっています(細かい理屈は原作をお読みください)。『機動武闘伝Gガンダム』に出てくる流派東方不敗の明鏡止水の境地もそうかもしれません。

これらと一緒で、みほが戦車に乗ると性格が変わるというのは西住流の極意なんじゃないかと思った次第。
西住流の師範である西住ママ曰く、「何があっても前に進む流派」「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流」ということから考えると、味方の能力不足や不手際をものともせずに現状を把握し、常に次の最善の一手を考え続けられる鋼の心が西住流の極意(あるいは基本)なのではないでしょうか?要するにみほは武道の家元の子ということで、西住流の考え方が、本人の性格とは別にみほの骨身に染みこんでいて、戦車に乗るに当たっての別人格のように見えるのではないか、という説です。余談ですが、鋼の心をとにかく攻撃に用いるのが西住流の正道(西住ママとか、まほのそれ)で、柔軟な作戦とあくまで味方の安全を考慮し、個性を最大限に引き出しながら戦うことに使ってるのがみほの西住流(まほは最初から認めていて、西住ママも最終的に拍手を送ったそれ)なのではないかと。

そもそもこの作品、1クールの短い作品で、戦車戦が大きなウエイトを占める作品ではありますが、特にあんこうチームの5名に対してはかなり緻密な人物描写が行われていると感じています。例えば、第1話にて武部沙織と五十鈴華に最初に出会ったときに、みほが2人の細かいプロフィールまで披露して気持ち悪がられるという描写がありますが、あれは「味方の能力や性格をきっちり把握する」という優れた指揮官の資質がにじみ出ているものであると思います。また、第2話にてIV号戦車の役割分担を決めるとき、すでにあんこうチームのメンバー各人の性格をしっかり把握していたりします。このみほの恐るべきプロファイリング能力というか、人物把握能力を鑑みるに、OVAや劇場版においてもうさぎさんチームや知波単学園の生徒たちの気質や能力をきちんと把握しており、やらかした失敗が予想の範疇に収まっているから別に動揺しない、というのもあるのかもしれません。あとこれも余談ですが、西住殿に最初に話しかけたのは通信士の武部沙織、というあたりも、短いながら各人のキャラクターをきっちり作り込んであって素晴らしい作品だなぁと思うわけです。さおりん……いい……。

砲弾飛び交う中でも眉一つ潜めずにハッチから顔を出せるというのも西住流の鋼の心なのかなぁとも思いましたが、けっこうみんな平気で上半身を出しているので、戦車道の世界では基本中の基本だったりするのかもしれません。

円盤の特典などで西住流について解説がなされているのかもしれませんが、本編などからうかがい知れる情報を基に「みほは多分そこまで性格悪くないよ!」と擁護するために最大限想像を巡らせてみるとこうなったという話です。まぁ本当は元々サイコパスっぽい性格なのかもしれませんが。

最後に、なんにしても「ガルパンはいいぞ」。

 

『映像の世紀』

『映像の世紀』、NHKの名作ドキュメンタリーですが、公共放送の作品の割にDVDの価格が非常に高価でして、なかなか手が出ない作品です。とはいえ、たいていの公立図書館には所蔵されていますので、借りて見ればお金はかかりません。最近の図書館はパソコン上から予約すれば他館から取り寄せてくれたりするので、もう図書館で借りて見れば良いんじゃないかと。

ということで、第2集「大量殺戮の完成」、第4集「ヒトラーの野望」、第11集「JAPAN」(タイトルが、格好つけてて大変素敵です。)を見たわけですが、20年前に見たときよりも色々理解が進んで楽しいですね。よくもまぁこんな映像が残っているもんだというような映像がてんこ盛りです。

特に第一次世界大戦を取り扱った第2集を見ると、戦争に科学技術が積極導入されて、物質の消費量と、何より死者数がうなぎ登りになっていく様子が映像でよく分かります。大砲による制圧+騎兵、歩兵突撃 → 機関砲斉射による歩兵、騎兵の掃討 → 塹壕戦 → 戦車による塹壕突破、空爆、毒ガス、潜水艦による通商破壊という戦法の変化がたかだか4年で起こってしまいます。これにコンピュータや人工衛星、精密誘導兵器、核兵器、航空母艦くらいが出てくればほぼ現代の戦争が完成するんじゃないかと思うくらいです。かつてはこの恐ろしさが分かりませんでしたが、改めてみると恐ろしい話です。

反面、今の社会につながる事象も起こってるんですよね。

– 女性の社会進出
– 腕時計の一般化による時間感覚の変容
– 大量生産技術の広範な普及
– 貴族階級のさらなる衰退

などでしょうか?本当に現代がなぜこんな風になっているのかを理解するためには、過去を理解せんとだめなのだなぁと思っております。近頃本当に、歴史の勉強が楽しいですね。

『冴えない彼女の育て方』Blu-ray 第1巻

『冴えない彼女の育て方』2期決定おめでとうございます!

テレビ版は放映第2話(第1話)から見だしたため、見逃した第0話。その第0話が1話しか入っておらずちょっとお安かったので買ってしまいました!はい!萌え豚です。アニメ業界をダメにするガン細胞です!申し訳ありません!

とはいえ、女の子はそれぞれ大変可愛く性格設定、作画(黒ストッキングとか、崩れたギャグ顔とか、生々しい健康な肉体美とか)されており、一応ゲームを作るというグランドクエストはあって話の筋は通っていて、その中で主人公を巡る恋敵?同士の微妙な関係が上手く描写されているような気がするのですよね。美少女アニメとしては大変良質な作品なんじゃないかと思います。放映時は大変楽しく拝見しました。

一応時系列的には一番最後に当たるエピソードが描かれている第0話ですが、英梨々と恵がお互いに名前で呼び合っているところは、作中での半年分の関係の変化をしっかり感じさせるものであり、1話から見だしたおかげでちょっと感心してしまいました。結果的に面白い視聴体験になったような気がします。

今日は短いですが、これくらいでご容赦を。

艦これil-2のすすめ

このブログを読んでくださる方に、艦これ(正式名称艦隊これくしょん。2015年現在大変流行しているブラウザゲーム、詳しくはggってください。)の提督の方はどれくらいいらっしゃるんでしょうね?イベントの攻略記事をこの前書いてみたんですが、さっぱりViewが集まらなかったんで、あんまりいないんですかね?まぁかなりメジャーな検索ワードでしょうから、何かしらアピールしないと集まる物も集まらないという感じでしょうか。

ということで、この記事では艦これ関連の動画のオススメをしたいと思います。「伍長」さんという方がニコニコ動画とYoutubeに定期投稿されている動画「艦これil-2シリーズ」です。どんなものかといいますと、il-2という第二次大戦期のウォーフライトシミュレータゲームの動画キャプチャーと編集を駆使して、艦これのゲームの進行、のような艦隊戦を実写風艦船、飛行機CGでリアルにやってしまおうというシリーズです。艦これゲーム内で繰り広げられる航空戦や対空戦闘、艦隊戦などが実際にはどのような形で行われるのか、おぼろげながら知ることができます。個人的にはその辺全く教養がなかったので、大変興味深く見させてもらっています。隔週更新なのですが、毎回更新がとても楽しみです。

本作では艦娘(艦これのゲーム内で艦艇を擬人化した美少女キャラクター)は船です。まぁいわゆる美少女萌えはないわけですが、個人的にはメカは好きなので問題なし。作中の提督とは普通に話をしているようで、いわゆる娘フォルムと船フォルムの関係は謎のままです。まぁ明かされることはないでしょう。そして、ある意味キャラの濃さで艦娘を食っていると言ってもいいのは「妖精さん」でしょうか。航空機の搭乗員、船の艤装の操作などを担当する「妖精さん」が多数登場し、皆さん個性的な働きを見せてくれます。彼らのやりとりを見ているだけで非常に面白い。「艦これ」の提督さんで、特に装備妖精が好きな方々にはたまらない一作かもしれません。

艦これの本編も面白くて2年ほどプレイを続けていますが、本作はその面白さを補い、かつ別の面白さを提供してくれている良質の二次創作だと思います。この記事を読んで少しでも興味を持たれた方は、是非下のリンクから第1話をご覧になってみてはいかがでしょうか?