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Wenger Commando Chronograph (model 70725) 復活

元々大学受験で浪人した際に、試験の時に見る時計が必要だろうからと親が買ってくれた時計だった。それ以来20年近く、手元で動いては止まり動いては止まりしてきた時計である。

このモデル、90年代後半に大ヒットしたテレビドラマと映画のシリーズ『踊る大捜査線』の劇場版第1弾で主人公がつけていた時計として有名である。……なのだが、有名なのは文字盤にSAK(Swiss Army Knife)の文字が入った初代モデルであり、これはどうやら2代目か3代目らしい。このモデル、同じ型番と商品名で文字盤に複数のバージョンがあり、代が進むにつれて、文字盤のデザインがシンプルになっていったのである。正直な話古いモデルほどカッコ良いとされており、SAKデザインのものは現在でもネットオークションでそこそこの値段(中古品でも当時の新品の実売価格並)で売られている。まぁ自分としてはこのモデルがやはり一番だと思う。

というわけで高価でもないし、特に希少なものでもないのだが、自分は気に入ったものは大事にするタイプなのと、直径39mmのクロノグラフというのは今となっては案外希少で、ずっと手元に置いている。

今回、2年近く前に止まって以来ずっと動かしていなかったのだが今回、ムーブメントを交換して前線復帰とあいなった。いつの間にかクロノグラフのリセットボタンの軸が曲がってしまっており、ガラスやボディも傷だらけ、防水性能も落ちていて満身創痍であるが、ETA社の汎用クロノグラフムーブメントを搭載しているおかげで発売から20年以上経ってもこうして直すことができる。ありがたい限りである。老境に入りつつある親との思い出がある品であるし、今回のようにインターバルは開くかもしれないが、直せる限り直して時々左手首に収まることだろう。

古くなったMacBook ProにUbuntuを入れてPCオーディオに改造

オーディオは沼と聞いている。スピーカー、アンプ、果ては自宅に受電する交流電源まで、こだわり出すと切りがないそうだ。正直ついていけない。とはいえ、それなりにこだわってみたいとは常々思っていた。COVID-19のパンデミックで在宅時間が長くなる中、セッティングする時間、聴く時間はたっぷりある、ということで、手持ちの機材を工夫して、PCオーディオで遊んでみた。

昔話とオーディオ観

そもそも、むかしむかし、CD-ROMドライブがパソコンに搭載され始めた頃、私の実家にはAppleのMacintosh Performa 630というパソコンがあった。そのパソコンはマルチメディア利用が想定されていたため、なんとCDを聞くことができたのだ。そしてなんとも素晴らしいことに、PC側でCDのトラック情報やアルバム情報を保持する事もできた。当時の録音メディアと言えばカセットかMDで、後者はトラック情報をメディア側に書き込むことができた(コンポで入力したトラック名がウォークマンで表示されたのには感動した)が文字は英字・数字・カタカナオンリー、入力・表示のインターフェースは非常にプアで使いにくかった。そんな中、パソコンのキーボードとIME、CRTディスプレイを使って入力と表示ができるPerformaは大変素晴らしく、音楽の管理かくあるべしと幼心に思ったものだった(後にAppleはiTunesとiPodで楽曲データ自体にトラックデータを含ませて管理・持ち歩くことを可能にしたことは有名な話である)。というわけなので、物理メディアをいちいち入れ替えて聴く昔ながらのオーディオは、レコードやカセットみたいなアナログメディアまで立ち戻らないと個人的には正当化しづらいように思っている。ようするに私はここ20年近くコンポを買っておらず、音楽はパソコンにアンプやらをつないで聴くか、DAPを持ち歩いてイヤホンで聴くものだった。

機材

こんなオーディオ観がある人間が、PCオーディオで遊ぶに当たって、手元にある機材は以下の通りだった。

  1. パソコン:Apple MacBook Pro 2011Late(メモリを8GB、HDDを1GB SSHDに換装済み)
  2. アンプ:Elekit TU 870R(自作キットで手作りした真空管アンプ)
  3. パッシブスピーカー:Apple Pro Speakers改 (ケーブルを切って線を分離したもの)

元々1.2.3.をセットにして使っていた。ソフトウェア、ハードウェア的に以下のようにいじってみた。

Ubuntuをインストール

  • UbuntuのWebページからOSのisoイメージを落として、EtcherでUSBメモリに焼き込んでインストールメディアを作成
  • Disk Utilityでパーティションを分割、とりあえずFAT32でフォーマットしておく
  • Altキーを押しながら再起動、表示される起動ディスクの中からEFIbootを選択、インストーラーを起動
  • ディスクの全フォーマット+インストールが最初に出るが、とりあえず既存の環境を残すため「他のインストール方法」を選択
  • Ubuntu用に確保したパーティションをExt4でフォーマット、音楽さえ聴ければいいので「最小インストール」で。
  • 30分ほどでインストール完了、キーボードは「日本語配列」で、下手に日本語Macintoshとかするとよくないっぽい。
  • アカウントを作って、ログインしたら普通にトラックパッドもキーボードもUSBも、ついでにWifiも使える。意外なほどあっけない。BootcampでWindows入れるよりもよほど簡単。
  • キーボードショートカットと、それを使うための特殊キーの関係性がよく分かっていない。そもそもMac Windowsの両用のために、多少キー配列をいじって使っているので、今後の使い勝手を考えると是非とも使い方を覚えたいもの。
  • たしかにOSが軽い。最近のMac OSだと動作もっさりファンブンブンだったのが静かなもの。

LowLatencyカーネルを入れる

  • Linuxはどうやらカーネルによって音が変わるらしい。低遅延=LowLatencyカーネルなるものを入れればよいらしいので、最新のカーネル5.3.0-45のLowLatency版をaptからダウンロードする
  • カーネルの切り替えは起動時にshiftキーを押すということだったが、どうもescキーを1回押せば良いようだ。grubというアプリケーション(OSの起動条件を決めるブートローダ)で設定。
  • Wifiのドライバーがダメになり無線LANが不通になるトラブルが起きる。何回も再起動しつつ「MacBook pro Ubuntu wifi ドライバー」で検索して出てきた対策をいくつかやっていたらいつのまにか解決。

音楽再生・リッピングソフトを導入

  • 最初Rhythmboxを入れていたが、デコーダーを入れてもALACの再生が出来ないので最終的にAudaciousに。ハイレゾ再生する人なんかにはこっちが人気のようだ。UIはiTunesぽくてrbの方が好き。
  • CDのリッピングソフトはAsanderを入れた。エンコーダ入れればなんでも読める。

音楽ファイルを移動

  • 最初APFSでフォーマットされた母艦のデータドライブをそのまま繋ごうかと思ったがうまくいかなかったのでHFS+のバックアップHDDに音楽ライブラリをコピーして移動。
  • 各フォーマット用のソフトもいちいちインストールするのねと感動(大学のコンピュータ室にあったLinuxと違ってずっと自由なことに感動した)

スピーカーを交換

  • 前から使っていたApple Pro Speakersの改造品。コンパクトだし、音も悪くないが、低音が物足りないしなんか音量も出ない。そこで新しいスピーカーを調達することに。
  • アンプのTU-870Rのインピーダンスが8Ωらしく、合うものを探してみると舶来の高級品が多い。予算と相談して良さそうだったのがイギリスのMonitor AudioというメーカーのMonitor 50というスピーカー(ペアで3万くらい)。最近発売されたばかりでレビューもほとんどないが、かっこいいので悩んで決定。
  • 適当なケーブルで繋いで再生。解像度もよく、低音が明らかによくなった。音量の調節幅も大きくなり、アンプの本来の性能が出ている感じ。スピーカーとアンプのインピーダンスを揃えるとこうなるのか……。

オーディオをスチールラックに収納

元々デスクトップオーディオとして使っていたオーディオセットだったが、棚に並べてオーディオラックを作りたくなった。共振が気になるが余っている各種棚の棚板で防振をすることにしてスチールラックを物色。結局幅と高さ的にニトリのこれがよさそう。

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8791244s/

立った状態で使いやすい高さで、幅もちょうど良い。

感想

2010年前後のMacは、現在のMacに比べて筐体が大きくて重たいが、メモリとHDDの交換が容易で自力メンテ・アップデートしやすく、ディスプレイやキーボード・電源の品質は割と良い。さらにCDドライブが付いていて深く考えなくてもCDのリッピングが可能。というわけで、古くなって使わなくなった機体はこんなふうにオーディオにしてしまうのはいいような気がした。みんなもやってみてほしい。

あとやることといえば、真空管の交換、アンプの部品をオーディオグレードの高級品に交換、本体からではなくDAC経由でアナログ信号を出す、くらいか。その辺はまた気が向いたらにしようと思うが、まぁこれで十分かなって感じ。

ビルケンシュトック フットベッド補修材のその後

いつぞやフットベッドの補修に使った薬剤。あれから2年経ち、またちょっと傷んできたので直そうかなと取り出してみると。

あれ?白かったのに変色してない?完全に輪ゴムみたいな状態に。

ちなみに2年前。

これってボンドではなく、生ゴムの樹液みたいなモノなのだなということがよく分かりました。フットベッドの補修剤は概ね2年以内に使い切れということか。ムダにしないためにはいくつサンダルを持てば良いのだろうかという感じ。いや、失敗しました。

そろそろ踵がダメになってきているので、ソールの張り替えに出そうかなと思っています。ついでに直してくれたりするだろうか?

包丁の柄を手入れ?してみる

包丁の柄を手入れしてみようと思います。何となく日々の酷使で柄の表面がガサガサしているような気がするので、油脂分を足してみようかと。

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革用の汎用ワックス、ラナパーを使います。良いのか分かりませんが。コレホント便利。みんな買うと良いよ。

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革製品にするように、付属のスポンジで塗り込んでみます。

何となく、しっとりして手に吸い付いてくるような感じ。木製柄は腐ってダメになるという話がありますが、防水性が高くなることで寿命が延びたりしないものか?

包丁と砥石の手入れ

料理に欠かせない包丁。使っていると切れ味が鈍ってきますので、手入れをしましょう。要するに刃物を研ぐというやつです。

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下準備として、砥石を水に浸します。15分くらい漬けておけば良いと思います。

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時々水をかけながら、包丁を上下方向に15度から30度くらいに傾けて、水平方向に45度くらいに傾けて前後方向にまんべんなく砥石の上を滑らせます。利き手で柄を持って、反対の手は刃を押さえます。

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適当なところで入れ替えて、逆側は刃を手前に向けて同じように作業します。

適当なところで終了。個人的には特に研ぎ上がりとかは気にしていませんが、それでも研いだ直後は切れ味が良くて気持ちいいです。

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包丁研ぎが終わったら、砥石の平面出しをしましょう。これをやっておかないと、包丁の刃を台無しにしてしまう可能性があります。2つの砥石の面を合わせて相研ぎをします。まぁこれも極端に偏って摩耗しているとかでなければ良いんでないかと思っています。砥石を買おうと思っている人は、2つ買って、使う度に相研ぎして平面を出し続けると良いと思います。

使い終わった砥石は、風通しの良い場所で水を抜いてから、しまいます。

  • 必要なもの:包丁、砥石、砥石を水に浸ける洗面器やタッパーなどの容器。
  • 費用:砥石2つで2〜3000円くらいから?
  • 時間:1本5分?(砥石を水に浸す時間15分)

スエード靴の補色

さて、今回はスエード靴の補色をやってみたいと思います。使っていると紫外線やら何やらで退色してくるので、色を補ってやりましょう。

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用意する道具はいつもの通りスエード用の真鍮線入りブラシと、補色用の塗料です。

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補色用の塗料はこんな感じです。先がスポンジになっていて、それをスエードに押しつけて塗料入りの液をしみこませるようです。マジックのような感じで、使い始めにスポンジを押し込んで、液をスポンジにしみこませるようです。LOFTで1000円くらいでした。色が色々あるので、靴の色に合わせましょう。この靴にはミディアムブラウンにしました。

R0001027 のコピー

 

 

 

 

 

 

 

作業前、どことなく足先のところが色あせているのが分かるでしょうか?5年間、栄養・防水スプレーはしてきたとはいえ、経年で色落ちするのは避けられませんね。

ブラシでホコリを落として、スポンジを押しつけて作業をします。防水スプレーが残っているのか、スエードの毛が塗料をはじきます。意外な盲点でした。根気と作業を続けると…。

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やっちゃった!?なんかシミが。でも大丈夫。二時間くらい経つと…

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こんな感じになりました。単に塗料の液体成分が蒸発してなかっただけみたいです。どことなく色が変わっているのが分かるでしょうか?写真ではわかりにくいですが、肉眼で見ると結構違います。これで人前に出るのも恥ずかしくないですね。よく手入れされ、履き込まれた靴は本当にいいものです。

さてまとめますと。

スエード靴の補色

  • 作業時間:30分未満
  • 必要物品:スエード用真鍮線入りブラシ(1000円)、補色用塗料(1000円)。
  • 必要金額:2000円台

この後、防水・栄養スプレーをかけておくとよりよいみたいです。

Arktery’xリュックサックの修理

さて、この記事では5年ほど前に買ったarkteryxのリュックサックArro16を修理したいと思います。といってもメーカーに修理に出すだけですが。

このリュック、買ったお店が今はないので、大阪梅田のLoftman Coop Umedaにお願いしました。快く引き受けてくれました。さすが、いいものを長く着ましょうな店だけあります。
今でこそ類似デザインの物がありますが、当時はこんなリュックがあるのか!とびっくりしたものです。たくさん使った結果、肩のストラップがダメになってしまっており、今にもちぎれそうです。1時期は5キロ以上の荷物を突っ込んで毎日使用していたので。
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修理に出すこと3ヶ月。

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ちゃんと直っています。見た目もしょった感じも、全く違和感はありません。製品自体はディスコンになっていますが、修理はしてくれるんですね。Made in ~のタグが、位置が変わり、昔のものだったのでMade in Canadaタグがついていたのが、Made in Philippineになっていました。

まとめますとこんな感じです。

アークテリクス(Arktery’x)のリュックサックの修理

  • 納期:約3ヶ月
  • 費用:11340円
  • 持ち込み先:Arktery’x製品を取り扱っているお店?(今回は買った店ではありませんでしたが、受け付けてくれました。)

 

革スニーカーの清掃

スニーカーは基本的には修理不能の消耗品ではありますが、そうは言っても手入れをして履きましょう。ということで、今日は革のスニーカーを清掃してみたいと思います。

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清掃するのはコレ。手持ちのNew Balance M996です。もう5年以上履いてますね。一度底を張り替えました(New Balanceの高い方のスニーカーは底の張り替えができるのです。この件についてはまた書きます。)ちなみにコレ、清掃前に撮り忘れたので、清掃後の写真です。

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しばらく掃除していなかったので、ちょっと革がカラッとしています。

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使うのはコレ。コロンブスのスニーカーケアシャンプーです。保革成分も入っているので、きれいにもなるし、甲革も長持ちさせられる一石二鳥の品です。靴紐を抜いて。

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ヘアムースみたいに泡が出るので、ふたについているプラスティックブラシで塗り広げて。

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少し放置して保革成分を革に吸わせたら、ウエス(ぼろぼろになったTシャツなど)で汚れを拭き取ります。

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終了。写真ではわかりにくいですが、心なしか革がしっとりしたような気がします。触ってみると少し湿っていていかにも調子が良さそうな感じ。履いて外に出ると、ちょっと艶が出ているのが分かります。何となく気分がいいです。

革のスニーカーは、1〜2ヶ月に1回くらいコレをやっておくと、きれいに履けます。保革成分もあるので、多分スニーカー自体も長持ちするはず。底の張り替えが効く革靴に比べると寿命は短いですが、そうは言ってもスニーカーだって手入れをすれば長くきれいに履けます。短時間でできますので、革のスニーカーをお持ちなら是非やってみてください。

まとめます。

革製のスニーカー清掃

  • 所要時間:5〜10分
  • 必要物品:スニーカーシャンプー、ウエス
  • 必要額:1000円程度、ウエス代別

ビルケンシュトックのサンダル フットベッドの補修

ドイツの健康サンダル、ビルケンシュトック(Birkenstock)下手なスニーカーよりも歩きやすいという代物です。ものによってはABCマートで売ってるサンダルと大して変わらないデザインの割に価格は何倍もするものですが、ネット通販で買えば、意外と安く買えたりします。このサンダル、歩き心地履き心地もさることながら、いろいろ修理して使えるという利点があります。本ブログの本特集の趣旨にも沿うというわけです。

というわけで今回は、このビルケンシュトックのサンダルのフットベッドを補修する作業をやってみたいと思います。作業自体はメーカーに依頼しなくても大丈夫で、必要なものさえ買えば誰でもできるものです。

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今回修理するのはこちら、手持ちの「ボストン」です。

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かかとの部分を見てみると、若干ですが、フットベッドの表面がザラザラというか、コルクがボロボロ落ちてきそうな感じになっていますね。というわけでここを何とかします。

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使う道具というか、薬品はこちら。ビルケンシュトックのkork-pflegeという薬品です。都会にある直営店ならだいたい買える…はずですし、地方にお住まいの方は通販を使うのがよろしいかと。ちょっと探してみると、あんまりないみたいなんですが…。

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ちょっと赤みがかった木工ボンドみたいな感じ。実際においもそんな感じです。いいにおいではない。

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フットベッドの側面に塗り広げて、後は乾かすだけです。

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できあがり。作業が終わってから容器側面の説明を読むに、もっと薄い膜を作るように塗るみたいですね。次は気をつけようと思います。

まとめます。

ビルケンシュトックのサンダル、フットベッドの補修
作業:自分で
作業時間(納期):5分
必要なもの:フットベッド補修材(Birkenstock社製kork-pflege)
予算:1000円以内

LAMY 2000 万年筆 修理完了

さて,この前修理に出したLAMY 2000の万年筆が9月6日に修理を終えて帰ってきました.

納期は修理の見積もりが終わるまで3週間,そこから修理を完了して帰ってくるまで約1ヶ月.案外時間がかかります.店から代理店を経由してメーカー送りになってるんですかね?ちなみにお値段11880円(税込み).結構しますが,まぁ本体を買い直すよりは安い.

ペン先はそのままで首軸と吸入器本体後部が交換という風になったので,本体はほぼ新品ですね.多分首軸と吸入器のはめ合い精度の関係で,両者がセットになってるんでしょうね.

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キャップと本体で照明の反射具合の違いが分かるでしょうか?5年使用でこれくらい表面がつるつるになるという証拠でもあります.

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首軸の部分はインク漏れ対策でステンレスのモノコックになっています.無料バージョンアップされたような感覚.有償修理だけど.

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書き味は正直最後に使ったのが2ヶ月前なのでよく覚えていませんが,引っかかりもなく,紙の上をスルスル走ります.字幅が太いのが難点ですが,これがいいのです.字が汚くて失礼.

万年筆使用の理由の1つに,ペン先の削れが自分の書き癖を覚えるというポイントがあると思うので,ペン先をそのまま維持しようとするLAMY社の修理ポリシーは非常に好感が持てます.国産メーカーを含めた他のメーカー産もこういう方針で修理してくれるんでしょうか?手持ちの他の万年筆が壊れたら是非とも身銭を切って調査してみたいと思います.

万年筆の修理(LAMY2000)
予算:11880円(税込み)
納期:約2ヶ月