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ビルケンシュトックのサンダル フットベッドの補修

ドイツの健康サンダル、ビルケンシュトック(Birkenstock)下手なスニーカーよりも歩きやすいという代物です。ものによってはABCマートで売ってるサンダルと大して変わらないデザインの割に価格は何倍もするものですが、ネット通販で買えば、意外と安く買えたりします。このサンダル、歩き心地履き心地もさることながら、いろいろ修理して使えるという利点があります。本ブログの本特集の趣旨にも沿うというわけです。

というわけで今回は、このビルケンシュトックのサンダルのフットベッドを補修する作業をやってみたいと思います。作業自体はメーカーに依頼しなくても大丈夫で、必要なものさえ買えば誰でもできるものです。

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今回修理するのはこちら、手持ちの「ボストン」です。

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かかとの部分を見てみると、若干ですが、フットベッドの表面がザラザラというか、コルクがボロボロ落ちてきそうな感じになっていますね。というわけでここを何とかします。

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使う道具というか、薬品はこちら。ビルケンシュトックのkork-pflegeという薬品です。都会にある直営店ならだいたい買える…はずですし、地方にお住まいの方は通販を使うのがよろしいかと。ちょっと探してみると、あんまりないみたいなんですが…。

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ちょっと赤みがかった木工ボンドみたいな感じ。実際においもそんな感じです。いいにおいではない。

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フットベッドの側面に塗り広げて、後は乾かすだけです。

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できあがり。作業が終わってから容器側面の説明を読むに、もっと薄い膜を作るように塗るみたいですね。次は気をつけようと思います。

まとめます。

ビルケンシュトックのサンダル、フットベッドの補修
作業:自分で
作業時間(納期):5分
必要なもの:フットベッド補修材(Birkenstock社製kork-pflege)
予算:1000円以内

LAMY 2000 万年筆の故障

筆者は普段の書き物に万年筆を使っています.消耗品がほぼインクだけで,名前の通りずっと使えるので重宝しています.ホコリっぽいところで使うならともかく,机の上での書き物でエコなのが欲しければ,万年筆一択ではないでしょうか?筆者はこのLamy2000の万年筆を買って以来,5年間シャーペンの芯と消しゴムくらいしか筆記具を買っていません.

なんですが,そのLamy2000の万年筆が今回壊れてしまいました.

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こんな感じで……

R0000395 のコピー

 

 

 

 

 

ペン芯とインクタンクをつないでいる接合部が割れてしまっています.

正規取扱店で修理以来ができるとのことなので,修理に出してみます.ペンポイントも交換になるのでしょうか?

ものの「運用法」:6ステップでできる少し本格的な革靴の磨き方

本記事では、革靴の磨き方について、筆者のやり方を公開してみたいと思います。基本方針としては、靴を長く、それなりに綺麗に履くために,少しちゃんとした手入れをする感じです(要するに筆者はそのつもりで手入れをしているということです)。

靴を磨く事によって見栄えが良くなる上に、長期的にも革が硬くなって破れたりしにくいらしく、靴が長持ちしますので、靴=歩くための道具を賢く運用するためには必須の手入れです。スポンジに薬品がしみ込ませてある簡易式の手入れ用品もありますが、経験的にはこのくらいは手間をかけた方が見栄えがいいように思います。

履く頻度にもよりますが、大体2週間くらいに1回磨けば良いものと思われます。

使うもの・予算

・(右端)靴用ブラシ×2 [300円前後〜]
(1:ほこり落とし用、2:クリームの馴染ませ用)
・(右から2番目)ステインリムーバー [60ml 600円前後]
(古いクリームなどを除去する薬品)
・(左から2番目)乳化性クリーム [800円前後]
   (ガラス瓶に入っているペースト、缶に入っているのはつや出しワックス)
・(左端)ウエス×2 [0円 古くなったTシャツなどを流用]
(1:古いクリーム除去用、2:クリームの塗りこみ用)

合計 2000円〜

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ブラシなどは結婚式の引き出物ギフトなどでも手に入りますので(筆者はそうした)、そういう年代の人はその辺から調達してもいいかもしれません。

作業手順(所要時間:一足約10~15分)

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1.靴ひもをほどきます。靴の表面のシワを伸ばすために、シューツリーは入れておきましょう。シューツリーに関しては、また別の記事で書きます。

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2.ブラシ1でホコリを落とします。

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3.ステインリムーバーをウエス1につけて表面を磨き、古いクリームや汚れを落とします。

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ウエス1は大体こんな感じで汚れます。ついでに、表面のクリームのコーティングがはがれる事で、何となく表面がカサカサした感じになります。

 

 

 

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4.乳化性クリームをウエス2につけて甲革の表面に広く塗り広げます。本当にちょっとで大丈夫です。軽い力で全体に広げてください。

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適当な時間放置して、靴にクリームをしみ込ませます。2〜3足まとめて手入れをして、他の靴の作業をすれば効率がいいと思います。

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5.ブラシ2でクリームを更に広げます。軽い力で全体を素早くこするといいようです。

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6.最後に靴ひもを結びなおして出来上がり。経験的に、磨いた直後はそれほど変わった感じがしませんが、翌日に履いてみると、ちょっと濡れたような感じに鈍く光っているのが分かります。このやり方では恐らくピカピカにはなりません。光らせる場合はつや出しワックスを使うみたいですが、筆者は使った事がないので分かりません。まぁそこから先は趣味の世界だと思います。しかし、間違いなく見栄えは良くなりますし、きっと長持ちするはずです。