ものの「運用法」:6ステップでできる少し本格的な革靴の磨き方

本記事では、革靴の磨き方について、筆者のやり方を公開してみたいと思います。基本方針としては、靴を長く、それなりに綺麗に履くために,少しちゃんとした手入れをする感じです(要するに筆者はそのつもりで手入れをしているということです)。

靴を磨く事によって見栄えが良くなる上に、長期的にも革が硬くなって破れたりしにくいらしく、靴が長持ちしますので、靴=歩くための道具を賢く運用するためには必須の手入れです。スポンジに薬品がしみ込ませてある簡易式の手入れ用品もありますが、経験的にはこのくらいは手間をかけた方が見栄えがいいように思います。

履く頻度にもよりますが、大体2週間くらいに1回磨けば良いものと思われます。

使うもの・予算

・(右端)靴用ブラシ×2 [300円前後〜]
(1:ほこり落とし用、2:クリームの馴染ませ用)
・(右から2番目)ステインリムーバー [60ml 600円前後]
(古いクリームなどを除去する薬品)
・(左から2番目)乳化性クリーム [800円前後]
   (ガラス瓶に入っているペースト、缶に入っているのはつや出しワックス)
・(左端)ウエス×2 [0円 古くなったTシャツなどを流用]
(1:古いクリーム除去用、2:クリームの塗りこみ用)

合計 2000円〜

P1050118

ブラシなどは結婚式の引き出物ギフトなどでも手に入りますので(筆者はそうした)、そういう年代の人はその辺から調達してもいいかもしれません。

作業手順(所要時間:一足約10~15分)

P1050119

1.靴ひもをほどきます。靴の表面のシワを伸ばすために、シューツリーは入れておきましょう。シューツリーに関しては、また別の記事で書きます。

P1050133

 

 

 

 

2.ブラシ1でホコリを落とします。

P1050124

 

 

 

 

3.ステインリムーバーをウエス1につけて表面を磨き、古いクリームや汚れを落とします。

P1050125

 

 

 

ウエス1は大体こんな感じで汚れます。ついでに、表面のクリームのコーティングがはがれる事で、何となく表面がカサカサした感じになります。

 

 

 

P1050127
4.乳化性クリームをウエス2につけて甲革の表面に広く塗り広げます。本当にちょっとで大丈夫です。軽い力で全体に広げてください。

P1050128

 

 

適当な時間放置して、靴にクリームをしみ込ませます。2〜3足まとめて手入れをして、他の靴の作業をすれば効率がいいと思います。

P1050129

 

 

 

5.ブラシ2でクリームを更に広げます。軽い力で全体を素早くこするといいようです。

P1050130

 

 

 

6.最後に靴ひもを結びなおして出来上がり。経験的に、磨いた直後はそれほど変わった感じがしませんが、翌日に履いてみると、ちょっと濡れたような感じに鈍く光っているのが分かります。このやり方では恐らくピカピカにはなりません。光らせる場合はつや出しワックスを使うみたいですが、筆者は使った事がないので分かりません。まぁそこから先は趣味の世界だと思います。しかし、間違いなく見栄えは良くなりますし、きっと長持ちするはずです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください