2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1819ページ
ナイス数:44ナイス
あさひなぐ 12 (ビッグコミックス)の感想
序盤の「体ができてく主人公」に続いて,この辺の人間関係のトラブルまで引っ張ってくるかという感じ.王道の「運動部マンガ」と言えよう.
読了日:7月31日 著者:こざき亜衣
富士山さんは思春期(4) (アクションコミックス)の感想
富士山さんの赤面率が上がり,2人の体の距離が近づいているのを感じる.あぁ,世の中のベタベタしてるカップルは,こういう過程を経て距離が近くなるのねと.
読了日:7月31日 著者:オジロマコト
カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫 SF 512)の感想
人と洋服とは何か?自分の体とは何か?をこれほど縦横に考察して,エンターテイメントに仕上げている様は非常に秀逸(僕が言うまでもないか).個人的にもう一点興味深かったのは,序盤のソヴィヤ人とヤークサボンズ人に対する差別意識の点.大航海時代以降,おそらく西洋文明はこういう人間観,文化観を以て他の文明を蹂躙したんだなぁと感慨深い.
読了日:7月22日 著者:バリントンJ.ベイリー
娘の家出 1 (ヤングジャンプコミックス)の感想
離婚にしても,性的マイノリティにしても,なかなかデリケートで触れられなかったり,身近に存在したら「常識」が邪魔して直視できなかったりするけど,この作品では割と「ただ,あるもの」として扱いを受けているような気がする.それはともかく,志村さんの描く少女の体(とくに手足や指の華奢さ)とか,彼女らが身につけている衣類の繊細な描写はすごいなぁと思う.
読了日:7月19日 著者:志村貴子
セントールの悩み 8 (リュウコミックス)
読了日:7月19日 著者:村山慶
我が家の問題 (集英社文庫)の感想
決して悪い意味ではなく,「よくある」「ありがちな」家庭生活の断片を切り取った短編集.『里帰り』に描かれる,面倒であると同時に不思議に心地いいような「家族」とか「親戚」の感覚は実体験に近いかなと.自分には血のつながってない親戚ってのがいないので,半分しか分からないわけだけども.
読了日:7月8日 著者:奥田英朗
家日和 (集英社文庫)の感想
本作に描かれる家庭や家というものから,人を夫,妻,親のような型に嵌める「枠」のような印象を受けた.何かのきっかけでちょっと枠の外にはみ出て,その人本来の部分が取り戻され,結局「枠の中」が基底状態だから,そこに帰ってくる.日常ってのはそういうもんなんだろう.個人的に男の隠れ家を扱った話は面白かったな.ああいうの大好き.
読了日:7月7日 著者:奥田英朗
Landreaall 24巻 限定版 (IDコミックススペシャル)の感想
「王とは何か?」というテーマから考えると、ついに中ボスくらいのクエンティンが主人公の前に(ラスボスは前王の呪いという不定形のもの)!という感じなので、ここが本作の1つの山か。メルメルの伏線はまさか!の極地。
読了日:7月7日 著者:おがきちか
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