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ガスコンロの魚焼きグリルでぎゅうぎゅう焼き リベンジ

ガスコンロについている魚焼きグリルでぎゅうぎゅう焼きを作るエントリーが割と好評なので、2匹目のドジョウを狙おうと思います。ということで、ジャガイモを5分、電子レンジで温めて熱を通し、再度挑戦してみました。

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今回は豚のモモ肉を使いました。残りは余っていた野菜を入れました。ジャガイモと一緒にブロッコリーも熱を通し、投入です。相変わらず分量は適当。ブロッコリーの茎の芯はクリーミーでおいしいですよね。

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グリルにはこんな感じで入れます。

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時々ひっくり返しながら約45分後。味付けは塩だけなのに、豚肉が大変旨い。ジャガイモもホクホクしていておいしい。

……さて気づいたんですが、多分オリジナルのぎゅうぎゅう焼きって平らに食材を並べて、オーブンで焼くものなんですよね。グリルで作ると容積が小さいので、どうしてもこの例のように食材を縦に積むことになり、すると食材毎に火の通り方に差が出てしまうんです。まぁ食べられるんですが、やっぱり焦げ目がついていた方がおいしいなぁと。ということで、魚焼きグリルでぎゅうぎゅう焼き、できないことはないが、ちょっと一工夫必要な感じですね。

『戦争めし』著:魚乃目三太

突然だが、あなたは飢えたことがあるだろうか?筆者にはない。食べたいと思った物がどうしても食べられないという経験はどうだろう?よほど珍しい食材でもない限り、今の日本ではあり得ないだろう。現代の日本を飽食の時代(それももう当たり前すぎて死語かもしれない)と呼ぶ人がいるが、現代のような状況は、70年前には概ね想像もつかないようなものだったのだ。

……ということで、今回は魚乃目三太先生の『戦争めし』です。第二次世界大戦中の日本で、食べ物に関するエピソードを集めた短編集です。南方のジャングルの中でカツ丼作って食べた話や、空襲下で寿司を食べた話、満州で食べた餃子を復員してから再現した話など、物資の乏しい戦地や銃後の生活の中で、必死に「旨いもの」を食べようと必死になる人々の姿が描かれます。なんというか、みんな本当に旨そうにものを食べているのが印象的です。食べ物の量や種類に乏しい生活の中でようやく…という状況でおいしいものを食べるので、食べた人は涙を流しながら食べるのです。読んでいたら時々、つられて涙が出てきました。

「食べるものに困らない」ってありがたいことなんだなと思い出すことができる一作です。ちなみに発売日は終戦記念日です。