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うなる美味しさ!うな次郎

うなぎは絶滅危惧種です。うなぎを食べるということは、要するにトキの肉やパンダの肉を食っているようなものです。

うなぎの蒲焼きを愛する皆さんこんにちは。今年も絶滅危惧種うなぎの絶滅促進キャンペーン「土用丑の日」がやって参りました。毎年、私は「倫理的な土用丑の日」というキャンペーンを実施しています。要するにうなぎの蒲焼きの代用食品を土用丑の日に合わせて積極的に消費してそれをSNS等を通じてアピールするという活動です。

ということで今年はコレ。新潟の一正蒲鉾の商品、「うなる美味しさ!うな次郎」です。タレにうなぎのエキスが含まれますが、基本的には魚のすり身を固めたものという非常にうなぎ消費係数の低い商品です。1パック300円くらいで安価、味もなかなかイケます。

パッケージはこんな感じ。

パッケージを開けるとこんな感じ。見た目も中々頑張っています。タレと山椒の粉がついています。

パッケージには電子レンジ調理がオススメされていますが、個人的には魚焼きグリルで表面(うなぎの身側)をカリカリに焼くことです。皮の側はそのままで良いです(両面を焼くと、何となくカリカリになりすぎる気がします。)

正直、味についてはなまずの蒲焼きよりうなぎに遠い気がしますが、価格を考えると日常的にも食べやすいです。一正蒲鉾には是非とも企業努力を続けていただいて、さらにうなぎに近づける努力をお願いしたいものです。私は最初一正蒲鉾のオフィシャルサイトから通販で買い、現在は近所のスーパーでも入手可能なため定期的にそこで買っています。2,3日中に食べるとかでなければ、基本的に消費期限の長い長持ちパックがオススメです。

土用丑の日だけ食べると言うよりは、うなぎ好きの人が日常的に食べるのに適した代用食品ではないかと思います。あなたもぜひ、「倫理的な土用丑の日」活動に参加して、子々孫々までうなぎの蒲焼きを美味しく食べられる素敵な世の中を目指しませんか?

 

倫理的な土用丑の日2017

さて、今年も絶滅危惧種の絶滅促進キャンペーン、土用丑の日がやってきました(2週間ほど前ですが)。絶滅危惧種であるウナギを食することは、いわばパンダの肉を食べたり、象牙を珍重したり(こっちは現にやってる)するのと同様の愚行。リョコウバトを絶滅させたアメリカ人、オセアニアのリクガメやドードー鳥を食い尽くした大航海時代の開拓者達からうん百年経っているのに進歩はありません。日本は海に囲まれているのに、どうしてこうも漁業がへたくそなのか。

まぁさておき、ウナギを食べるのではなく、代用食品を積極的に消費することで土用丑の日の意味をずらし、いつの日か、資源枯渇の心配なく、心の底からウナギを楽しめる日が来ることを願って行うのが倫理的な土用丑の日です。

今年はこれ

イオンで売ってた鶏の蒲焼きです。今年は近大ナマズはなく(高くて売れなかったんだろうな。美味しかったんだけど)。代用のバンガシウスなる南方産のナマズの一種が蒲焼きになっていたそうですが、近所には売っていませんでした。去年と違って平日だったので、これで我慢です。

食べた感想としては、タレはそれっぽいが、鶏のどんぶりです。やっぱり最低限白身魚を蒲焼きにして食べたいなぁ。

今年はウナギの蒲焼き風の蒲鉾が出始めていたようで、来年はぜひそれを入手したいと思います。というか、普通に食べてみたい。

去年はこれ

ということで、みなさまも「倫理的な土用丑の日」運動に参加しませんか?特にウナギが好きなあなた。いつか、子々孫々日本の伝統的な食べ物を楽しめる喜びをかみしめながら、資源枯渇の憂いなく、大好きなウナギをお腹いっぱいほおばる、そんな日が来て欲しいと思いませんか?

実際のところウナギの蒲焼きが余り売れなくなっているという風聞も耳にします。スーパーやウナギ専門店には多少気の毒ですが、いいことですね。

 

ウナギ風ナマズの蒲焼きを食してみた

皆さん、ウナギはお好きでしょうか?

かくいう筆者も好物なんですが、とはいえ絶滅危惧種を食べるのも気が引けて、ここ数年食しておりません。もっと前から禁食してはいるんですが、まぁ家族や親戚のつきあいでうなぎ屋に行くことになったときはさすがに食べるという感じでしょうか、そのせいでここ数年という感じです。いくつか代用食品を試してみたりもするのですが、やはり「コレジャナイ感」がして物足りなかったわけです(サンマの蒲焼きも好きですが、やっぱりちょっと違うのですよ)。

そんな意識高い系(笑)のウナギ好きに昨今、朗報が飛び込んできました。そう「ウナギ味のナマズ」です。これは食わねばならぬと土用の日の土曜の朝に自転車を飛ばして近所のイオンへ。ないかと思って店内を徘徊することおよそ10分。鮮魚コーナーの奥にうなぎ売り場の1/5くらいのスペースでしょうか。ありましたナマズの蒲焼き。土用の日は外しましたが、友人といざ実食と相成ったわけです。

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見た目は結構違います。が、似せようとする努力が垣間見えるかどうかというところ。このサイズで1400円ほど。国産のウナギよりは安いという価格設定。よくぞ量産にこぎ着けてくれました。育成法を編み出した近大の方向に向かって五体投地の勢いです。

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さて実食。盛りつけるとこんな感じ。やっぱりちょっと見た目は違いますかね?で食べてみたんですが。これがまた結構ウナギの味。万能調味料、蒲焼きのたれのマジックかもしれませんが、身の厚さも歯触りも結構いける。ナマズを食べたことはないんですが、特に臭みもなく、丁寧な下処理のおかげか小骨もありません。無論個人的にウナギと言えばここ、という老舗の味には及ぶべくもありませんが、絶滅危惧種を食べているという罪悪感もなくこの味が楽しめるなら本当にありがたい話です。

というわけで、ウナギの代用食としては暫定一位。土用丑の日と限定と言わず、料理屋で出してくれるなら普通に食べに行きます。グルメな人には文句を言われるのが怖いですが、本当においしく食べられるので読者の皆様におきましては、見かけた折にはぜひ。共に食って支えて市場を作り、子々孫々まであのすばらしいウナギの蒲焼きを楽しめるような世を作りましょう。

古来人類は色々と動物を食って絶滅させてきているわけですが、我が大和民族には文明人としての矜持を見せていただきたいもんです。好きな食べ物は、自分の子孫にも楽しんでもらいたいと思いませんか?