『1518!(7)』著:相田裕

故障で野球の夢を諦めざるを得なくなった男子高校生が、高校の生徒会のハチャメチャな活動を通じてセカンドキャリアを見つけていく物語。まだまだ読みたかったのですが、残念ながら完結です。

学校というと、「いじめ」と呼ばれる暴力や教員の過酷な労働環境等、現実には必ずしも楽園ではないのだけれど、色々なキラキラが詰まった場所であることもまた事実。本作は本当に丁寧に、学校と、そこで頑張る高校生活のポジティブな面を描いてきた作品でした。相田先生は本作が商業連載2本目なんですが、1作目の『Gunslinger girl』と同じく「取材に基づいて緻密に設定された舞台の上で」「残酷な運命に挫折して傷ついた人たちが立ち直っていく過程を丁寧に描く」という部分が共通していて、それが作品世界への没入感と登場人物への共感につながるのかなと思ったりしました。次回作はどんな作品になるのでしょうか?楽しみです。

「普通の」学生生活を描いた作品として、とてもよくできている作品です。登場人物同士が関わり合いの中で人間的に成長していく様子が丁寧に描かれていて、心が洗われるようです。個人的に大変オススメな作品です。

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