『ヘルシープログラマ』著:Joe Kutner 訳:Sky株式会社 玉川 竜司

プログラマーになじみの深い用語を使って書かれた、健康維持のための各種方法論についての本。食生活の改善から、プログラマーが痛めやすい部分のトレーニングによる改善(基本的には座りっぱなしによって筋力が落ちることや、同じ部位の使いすぎが各部の痛みや不快感の原因であるため)まで書かれています。

本書を読んだ感想としては、用語はともかく、本書は「ヘルシーデスクワーカー」と改題しても意味は通るような気がしました。デスクワーカーなら、肩こり、腰痛、肥満(とまでは行かずとも毎年増えていく体重)等に悩んでいるのではないかと思います。歳をとれば取るほど体にはガタが来るわけで、体質や遺伝というのはありますが、生活習慣の改善で何とかできるならしめたもの。歳をとるほど年金や医療等の社会保障制度の劣化が目に見えている我々比較的若年の日本人からすれば、自助努力で維持できる健康は何よりの資産でしょう。

私自身は仕事で少々プログラミングをしますが、基本的には普通のデスクワーカーです。とはいえ、長時間イスに座る労働者の例に漏れず、肩こりと時々襲ってくる腰痛に頭を悩ませています。なので、6章の「腰痛への対策」はなかなかよさそう。ちなみに、腰痛というか肩こりも含めた背中の痛み全般の「緩和法」は、鴻上尚史さんの『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』にあったアレクサンダーメソッドをやってみてるんですが、もっと積極的に、学生時代にやっていたスポーツで痛めたところがあるので、そこを補強する意味でもちょっとやってみようかと思っています。

上にも書きましたが、用語はともかく「ヘルシーデスクワーカー」的な汎用性のある本書、座って働く方は読んでみても損はないかもしれません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください