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往年のチューブラーホイールで車輪道楽 その1 調達〜ハブ整備編

趣味で自転車に乗っていますが、最近ちょっとやってみたいことがありました。それは、「チューブラータイヤ」を使うことです。解説しますと、自転車のタイヤの1種で、空気を保持する「チューブ」と路面と接触するタイヤが一体になったもので、糊やテープを使ってホイールのリムに貼り付けるタイプのタイヤです。メリットとしては断面が円形をしていることで乗り心地が良いそうです。あと、パンクしてもリムからタイヤが外れないため安全なのだとか。デメリットは、パンクしたらタイヤ毎替えなくてはならないとかあるそうです。昔のロードレーサーはそのチューブラーホイールを使っていたわけですが、最近だとママチャリのようなクリンチャータイヤが良くなってきて、特に一般のロードバイク乗りが使うことはなくなったという製品です。

で、最近どうしてもチューブラータイヤが使ってみたかったのです。面倒ではあるんでしょうが、チューブラータイヤがどういうものなのか、その取り扱いも含めて自転車乗りとしては体験してみたくなったのです。ただ、最近のチューブラーホイールはカーボン製の高価なものが多く、簡単に手が出るものではありません。そこで、自分で組むことを考えてみたのですが、よく考えると昔の中古のチューブラーホイールで状態の良いものを整備して使えば良いのではないだろうかと思い立ちました。ということでネットで中古部品を取り扱っている店を物色して、現物を確かめて調達してきました。

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どん。スペックは以下の通り

  • ハブ:デュラエース7400(前期型)32H
  • スポーク:おそらく星#14-#15 バテッドスポーク
  • リム:アラヤ プロスタッフ400(方々で名品といわれるマビックGP4の対抗品として作られたらしい。400グラムくらいの普段使いのできるリム。)

まさしくこういうのが欲しかったというスペックの品。最初はGP4リムのホイールに目星を付けていたんですが、リムの消耗が激しかったので偶然見つけたこれにしました。

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グレーの表面アルマイト処理が美しい(個人的にはシルバーリムの次に好き)。

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振れ取り(店で確認した限りほとんどふれはなかったように思いましたが)の前にとりあえずハブをいじってみる。見てください!この綺麗な玉押し。店に売る前に前の持ち主が交換整備したのかと言わんばかり。ハブのグリスも切れておらず、ベアリングの玉もピカピカでした。グリスはたっぷりつけておきましたが。

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リムもほぼ新品?これでアンダー5000円。現代のロードレースではレース機材としてほぼ価値のない品物でしょうが、ファンライダーが乗る分には申し分ありません。ハブの状態から考えるに、当時も大切に使われていたのでしょう、余生を全うさせてあげようと思います。

さて、次はリムを調整して、タイヤとテープを調達したら試走です。来週以降のお楽しみということで……。