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Sony Walkman NW-A35 試聴編

さて、この前の更新で見た目やら使い心地について書いたNW-A35で実際に音楽を聴いてみた感想をば。基本的に音源はMP3、AACで、それをDSEE HXでハイレゾアップコンバートして、SonyのMDR-EX800STで聴いています。[アーティスト名/曲名/アルバム名/感想]って感じで。

  • 坂本真綾/0331Medley/15周年記念LIVE _Gift_ +1/メドレーの中にデビュー曲の「Active Heart」と言う曲があるのですが、そこでの声の伸びがとても良い。武道館ライブのライブ音源なんですが、武道館の空間に広がっていく残響がiPhoneよりも良い気がする。
  • Pat Metheny & Charie Haden/The Moon is a Harsh Mistress/Beyond the Missouri Sky (Short Stories)/ギターが郷愁を誘う一曲。ギターの音の残響がiPhoneより良いような気がする。
  • Nujabes/Counting Stars/2nd Collection/ドラムとギター、うわごとのようなボーカル、消え入りそうなピアノが立体的に聞こえる。元々良いイヤホンだが、音量がそこそこでも音のディテールが消えないような、そんな気がする。
  • Glenn Gould/Goldberg Variations/Goldberg Variations/鼻歌交じりで一部に有名な連作。鼻歌がiPhoneよりもよく聞こえてくる。集中すると、Gouldのピアノがどこにどういう向きで置いてあるか分かるような気がする。

あまりたくさん聴いてみているわけではないですし、そこまで僕は耳が良くないので、本当にそうなのかは分かりませんが、ハイレゾ(のアップコンバート)というのは、良いイヤホンやヘッドホンと組み合わせることで、音の立体感、位置関係、生々しさ、残響といった楽曲の情報量が増える、という事なのかもしれません。まぁ多少良いイヤホンであれば、音量を大きくすれば、情報量増えますけどね……。

ハイレゾのプレーヤーとしては価格が手ごろですし、UIも改善されて、価格に対して満足感の高い製品ではないかと思います。お耳に自信のある方、どうでしょうか?

 

 

試聴に使った音源はこちら

 

Sony Walkman NW-A35 購入編

著名な環境学者で、ガジェットマニアでもある安井至先生が絶賛していたソニーのハイレゾ対応ウォークマンNW-A35。私は大学入学時に偶然手に入れたiPod mini以来、MDウォークマンをiPodに切り替えて、それ以来3機種くらいiPodを買い換えて、最近は使い古しのiPhone 4を使っていた訳ですが、そんなに良いならと買って聴き比べをしてみました。ちなみに何ヶ月か前に試聴してみたんですが、タッチパネルの反応が余りに悪くてちょっとなぁと思っておりました。最近のファームウェアアップデートで反応が良くなったらしく、触ってみたら良かったのもあり。

ものはこれ。赤にしました。昔は黒で色々揃えていたんですが、鞄の中で目立つ方がいいなと最近思います。

ちなみにハイレゾ音源は全く持っておらず、基本的には256bps AACあるいは320bps MP3をソフトウェアでアップコンバートして聴いています。イヤホンはSONYのMDR-EX800ST。

電機店で触ってみたときから分かっていましたが、確かに実用的なタッチパネル反応速度になっていました。Macからのデータの転送もとにかく音楽ファイルが詰まったフォルダをドラッグアンドドロップして、パソコンとの接続を切ればOK。ジャケット画像も勝手に転送されます。

聴き比べてみた感じは……。これからということで。

2017年6月26日追記
iPod nanoと比較すると、自動パワーオフ機能がない模様。電源ボタンを長押ししてスイッチを切らないと、いつの間にか電池がえらい消耗していることがありました。設定にはオートパワーオフの設定はないようです。