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『オタクのための整理整頓・掃除・生活術』 著:雛咲悠

オタクのための整理整頓・掃除・生活術【完結】

既に人気を博している記事で、今更このブログで取り上げるまでもないものかもしれませんが大変よいシリーズ。結局部屋が汚いというのは、

おおむね
(持ち物量)>(収納量)

(持ち物量)<=(収納量)だが、こまめに片付ける習慣を持たない
かのどちらかなわけで、

まずは最初に「所有するに値する物」を分別して、物の管理をキチンとしましょうねというスタンスは個人的に非常に同意するところ。考え方次第ではありますが、少なくとも物語を消費するタイプのオタクの場合、摂取した物語は多少なりとも自分の人格なり物の考え方なりに影響を与えているわけです。なので、たとえ自分の前からなんらかの物体の形をしたそれを除去したとしても、そもそもそれは自分の一部になっているように思うのですよね。少なくとも私の場合、こう考えるようになってから、割と躊躇なく本やら漫画やらを処分できるようになりましたし、意外と手放してしまうと執着しないもので、物がなくなったスッキリ感のみが残るという経験をしています(私だけかもしれませんが)。ノートなりなんなりに記録だけしてしまって、物は処分するというのも一手だと思います。今時、ネット通販なりなんなりを駆使すれば、少なくとも商業作品については買い戻すことも可能だと思いますし。

後半は一人暮らしの掃除術みたいな方向に行くわけですが、部屋の掃除というものは衛生という観点のみならずメンタルヘルスの面からも重要なスキルであるにもかかわらず、系統だって教えられる機会のない技術(そういうものはたくさんありますが)であり、整理整頓、掃除術をまるっと紹介する本記事はオタクでなくても非常に意義深い記事であるなぁと思うのです。掃除や整理整頓のノウハウは結局一人暮らしを始めるなりなんなりして、必要に迫られて実地で学ばなくては身につかないわけで、そんなときに役に立つ記事だと思います。

最後に蛇足かもしれませんがミニマリストについて。ミニマリストって生活スタイルは個人の自由だし、物の整理や管理にかかるコストを最小化するという意味で自分も合理的だとは思います。スッキリした部屋には私もあこがれがあります。しかし、水、食料、衛生用品、エネルギー、あたりは最低限自分で備蓄すべきではないかなぁと思うわけです。首都直下型の災害で物流インフラが崩壊したら、待てば助けは来るだろう、といえど1週間で首都圏1000万人以上の人間に水と食料を十分供給できると思います?ということで、自分の分と、周りの困っている子どもに分けてあげられる分くらいは、食料などを備蓄してもいいんじゃないかと思います。家ごと津波にのまれたり、地震でつぶれたりしたら一巻の終わりなんですけどね……。