『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』著:西原理恵子

こう言っちゃなんですが、西原理恵子の「この世で一番大事なカネの話」は非常に影響を受けた一冊で、個人的には何度読み返しても含蓄のある本だと思っています。元々出ていた理論社が倒産しちゃって入手困難になっていたんですが、角川で復刊しましたので是非どうぞ。本書は主に「女性」にフォーカスして自身の経験から来る人生訓を語っている本です。基本的に女性に対して「(主に経済的な)自立」と「自由」を説きます。

本書では行けるところまで学歴をつけろ、資格を取れ、王子様を待つな、パートナーを憎むくらいなら逃げろ、と口を酸っぱくして言います。経済的に自立できない健常者の男性が他人に救済される可能性はまぁないんですが、女性はパートナーの成功に相乗りすることがままある代わりに、自由や自立を実現するための努力を親や周りから許されない場合もあるわけで、だからこそ西原氏はこういう本を書くわけですよね。

私も、(社会的な自立が可能な)娘がいたらこの本を読ませたいと思います。自由は残酷ですけど、それでも人生を人任せにするよりも、自分の足で歩いて行って欲しいと思うからです。というわけで、女性には特にオススメ、男性にも意外とオススメです。

 

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