測量野帳の勧め

皆さん、手帳は携帯していますか?

外山滋比古の「思考の整理学」、ヤングの「アイデアの作り方」、梅棹忠夫の「知的生産の技術」辺りを読み始めて考える道具に凝り始め、「18歳まで紙とペンで勉強をして、物を考えてきたのだから、考える道具として使い慣れているのはやはりノートとペンなのではないか?」と思いました。当時は意識が高く、侍のごとく常在戦場、いつ良いアイデアが出るか分からんと小型のノートを携帯するようになりました。そのときに使い始めたのは「あの」モレスキン。ブランド商売にまんまとやられました。学生のくせに1800円もする様なノートを買っていた(ページ単位で言うとあまり高くもない)んですが、あるときから測量野帳に切り替え、大変快適に使用しています。

測量野帳はコクヨが出している小型のノートで、「野帳」という言葉にあるように野外で情報を記録するためのノートとして作られたものです。複数種類があるのですが、「自由帳」的に使えるものはページに格子柄の入ったスケッチブックでしょう。

測量野帳の利点と欠点は以下の通りです。

利点

  • 安価(189円〜240円)な割に製品名が箔押しになっていたり、ルックスが上品。
  • 紙質が良く、万年筆と相性が良い(モレスキンは紙質が万年筆と相性悪い)
  • 表紙が固く、持ったまま使うのに便利(下の写真みたいに、ページの境目を水平方向に持つのが通の使い方)
  • 1冊当たりのページ数が少なく、荷物が軽くなる

欠点

  • 表紙が弱く、鞄の中に入れているだけでどんどん傷んでいく。

ということで、欠点を補い、利点を最大限に引き出すオススメの運用法はこちら(というか自分がやっている運用法です。)

背表紙にニチバンの製本ノートで補強を入れる → これだけ。製本テープの幅は35mmが良さそう。50mmでは少々大きい感じです。写真は緑の50mm


ちなみに、表紙は基本的に深緑ですが、用途別に色を切り替えれば複数冊の使い分けも容易。僕は緑をプライベート用、黒を仕事用にしています。

 

左が黒で仕事用、右が緑でプライベート用。

ということで、測量野帳。いかがでしょうか?

 

 

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