前:その3 作業編
2日間、おそらくは10時間近くの悪戦苦闘の後に人生初めての手組ホイールが完成。肩が凝りました。しかしホイールだけでは走れません。タイヤやらチューブやらが必要です。
リムフラップ(ホイールとチューブの間に入る樹脂,あるいは布製のテープみたいなもの)とタイヤ、チューブがなかったので買いにいったら、リムフラップを間違えて650Cのやつを買ってしまい、結局手持ちの、ちょっと古い物を流用しました。持っておく物ですねぇ…。
ということで、完成!前後とも綾は6本で取りました。3クロスというやつですね。見た目は完全にママチャリ用のホイールを細くした感じ。重量は、はかりがないので量っていません。多少軽くなってくれてるといいんですが…。肝心の乗り味は、いいですね。ハブがいいのか、舗装のいい道路だと本当に氷の上を滑っているかのごとく走ります。リムが軽くて慣性モーメントが小さいのか、加速もいいです。時速60kmで坂を下っても、安心してコントロールができます。当初のもくろみ通り、地味だが頑丈で素性がよく、走って楽しいホイールができました。
スペックは以下の通り。
- 前輪
ハブ:Shimano Ultegra HB6700 32H
リム:Mavic Open Pro Silver 32H
スポーク:星 #14 ストレートスポーク
組み方:イタリアン6本取り - 後輪
ハブ:Shimano Ultergra FH6700 32H
リム:Mavic Open Pro Silver 32H
スポーク:星 #14 ストレートスポーク
組み方:イタリアン6本取り
マビックのオープンプロがいいよと言われるわけが分かったのが、ホイールバランス(リムの円周方向の重量のばらつき)でした。シマノのR500の場合、前後で20グラムくらいおもりを足さないとホイールバランスが取れなかったところ、このホイールはほとんど取る必要がありませんでした。ああ、これが精度がいいということか、と膝を打った次第です。
正直、余り高そうには見えません。走るだけなら絶対完組のホイールを買った方が楽には違いありませんが、ものは買うだけ、作れば技術も身につく。お金も時間もかかったけど、やって良かったなぁと思いました。正直楽しかったです。
ということで皆さんも是非、レッツホイール組み!