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『ぱらのま』著:kashmir

おそらく”Paranormal(超常、非日常)”と言う単語が名前の由来なのであろう紀行?マンガ。

にょろにょろっとした黒髪のナイスバディの残念なおねえさんが、デパ地下で買った駅弁を食べるためだけに電車に乗って富士山の方に行ってみたり、うどん食べるために寝台電車に乗って香川に行ってみたり。よく考えれば電車旅オンリーのマンガ。言われてみれば「鉄子」なのか。

とりあえず主人公は学生なのか働いているのかとか気になるのだが、まぁ本作においてそんなことはどうでも良いのかもしれない。なんとなく独り言や思考がおっさん臭い感じがして実に好みである。正直に告白すると、Twitterで下のコマの画像が流れてきて興味を持ったのだが、全編実に面白く読むことができた。

『ぱらのま』107ページより引用

Kashmir先生の作風、画風なんだろうが、日本を舞台にしているのに、妖精郷を覗いているような、そんな不思議な雰囲気のするマンガである。個人的に、こういう作風の作品は、なんとなく世界に安心感があって、その雰囲気に浸りたくて何度も読み返してしまうのだよな。