ここ最近は乗る機会がガクンと減りましたが、15年近く手元にある現在のお散歩バイク。もっと利便性を高めるべく、比較的安価な部材でハブダイナモホイールを組んでみました。
部材
- リム:Kinlin XR-19W 32H
- 前輪ハブ:DH-C2100 32H
- 後輪ハブ:FH-R300 32H
- スポーク:星 ステンレス 2.0mm (#14)
- ライト:LP-C2250
組み立て
ホイールの組み立てはハブの寸法さえ得られれば特に何ということもなく組み上げられました。後輪のハブFH-R300は今や希少な10速寸法のハブなのでスポークテンションのバランスが取りやすく、組みやすかったです。リムのXR-19Wも、継ぎ目こそスリーブジョイントですが安価なMavic Open Proという感じで精度も剛性も良好。
各寸法
- 前輪
- XR-19W ERD=597mm
- DH-C2100
- センター-左右フランジ=29mm
- PCD=60mm
- 左スポーク長=289mm
- 右スポーク長=289mm
- 後輪
- XR-19W ERD=597mm
- FH-RS300
- センター-左フランジ=35mm
- 左フランジPCD=45~46mm
- センター-右フランジ=19mm
- 右フランジ=45m
- 左スポーク長=292mm
- 右スポーク長=290mm
車両への組み付け
ライトはハンドルに取り付け。ライトから出ているケーブルはライト側から出ているケーブルをハブの端子に接続する部分が、ちょっと所見では分かりにくかったです。リアディレイラー用のアウターケーブルに巻き付けて長さを調整し、フロントフォークに2回くらい巻いてタイラップで留めました。外側に余裕を持たせて、内側はきっちりフォークに沿わせる形に。
走った感じ
車体が非常に高剛性で路面からの衝撃や振動を拾いやすいので、本数多めの手組ホイールとの相性は良いです(一番乗り心地に影響を与えるのは当然タイヤの空気圧ですが)。ハブダイナモホイールは0.6W出力なので、走っていても特に抵抗感を感じません。一度に何十キロも走る自転車ではないので、出力をライトに吸われることによる疲労の増大も問題ないでしょう。とにかく夜間に電池式ライトの電池が切れても近くのコンビニまで自走出来るこのホイールはこの自転車の実用性をさらに高めてくれるはずです(現行品の安価な部品を使っているので、最悪ホイールを盗まれても被害が小さい)。