これ以前の3記事で,2010年に読んだ本の中で印象に残った本のベスト3を紹介したので,今年の読書生活の総括をしたいと思います.
2009年は本当に小説が豊作(面白い本が読めた)だった記憶があります.その点,今年はちょっとイマイチだったような.マンガは,去年から思っていましたが,最近本当に面白いです.当然僕の好みというのは偏っているわけですが,それでもその観測範囲の中でも本当に自分の心に深く響く作品が多いです,そして時を経るにつれて増えている気がします.それだけに,東京都の表現規制の話は本当に残念でした.一般書籍もアタリ年で,ベスト3に挙げた書籍はいずれも良かったし,それ以降も面白かった,という本がいくつも控えています.
電子書籍界隈が盛り上がっていますが,僕も『これからの正義の話をしよう』を含めて何冊か電子書籍で読みました.その結果として思ったのは,世界中を飛び回っている人や,長期で日本を離れる人にとっては,いつでも最新の日本語の本を買える,というのは非常にメリットになると思います.場所もとりませんしね.ただ,それ以外では絶版本,同人誌的なものが手に入りやすくなるというメリットはあっても,書籍売り上げ冊数の向上に貢献するかどうかはちょっと疑問です.
読みたい本が結構たまっているのですが,それが容易に手に入らない状況にあるので,帰国するのを非常に楽しみにしています.リバウンドが酷そうです.本業の方を踏ん張らなくてはならなくなってくるので,マンガばかり読みそうな気もするのですが,来年も「知る楽しみ」や「文章を味わう楽しみ」を自分なりに追求していきたいものです.
2010年個人的ベストブック 総括
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