『国家の品格』著:藤原正彦

今更。
エリート至上主義、かつ教養主義的なご年配の男性が私見を綴った本という印象は拭えません。が、「品格」というか、思考するための座標軸となるメンタリティを教えられない今の日本人ってどこか変なんじゃないの?というのは何となく分かるような気がします。完全に自由で中立的な立場をとろうとすると何もいえなくなるなぁというのは実感しているので。
あと、現在世界のパラダイムとなっている資本主義+グローバリズムは人間の本性に合ってないんじゃね?という言説については論としては根拠が不足している気もしますが、しっくりきます。共産主義と同じくいつかは思想的に超克されるんでしょうかねぇ、どんな思想なのか、僕には想像もつきませんが。原因は世界恐慌かはたまた環境問題か。後者かなぁ。

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