『ROOM NO.1301 1~4』著:新井輝 挿画:さっち

少し前ですが、大変エロいと評判になった小説です。
彼女とは手もつなげないくせに複数の女性と関係を持ってしまう男のお話です。主人公含め13階(タイトルの1301は部屋番号)の住人の壊れっぷりというか、感覚のぶっ飛び方は非常に興味深い。その辺りから来る作品の雰囲気だけで個人的には続きが読めます。

あともう一つ、評判に偽りはありません。全年齢向けのエロといえば「寸止め」が代表的でしょうが、そっちが青少年的なもどかしさを演出するのに対して、こちらは「中抜き」、事前と事後しか書いてません、それがまた大変湿っぽい。とはいえその湿っぽさが全体の雰囲気に繋がってる部分もあるんだろうなと思いますよ。レーベルの制約もあるんだろうけどそれを逆手にとってて上手いなぁと。
つづきもいずれ読みます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください